くろにゃのリンパ腫闘病記

2010年1月29日(金) 1708 / 12

くろにゃの大腸癌のことで、質問を受けまして、ネコジの皆さんの参考になるかもしれないと考え、日記にすることにしました。

長文になります。m(_ _)m

３年前のこと、１１歳のくろにゃは大腸にリンパ腫、つまり癌が見つかって手術を受けました。癌であることは、開腹してみてわかったわけですが。

その４ヶ月ほど前、便に血が混じり始めました。猫は砂をかけるので発見が遅れ、もっと前からだったかもしれません。粘液のようなねっとりした赤い血が少量です。便の状態は普通でした。病院に行き、検便をし、整腸剤をもらって様子をみました。
整腸剤を飲んでいると調子が良いように見えて、薬を飲まないとまた血便‥ということが続きました。血便の他は元気で、食欲もありました。

だんだん１回にする便が小さくなってきました。
うんちの後、砂をかけなくなり、すぐトイレから逃げるように走るのです。
痛いのでは？！そう思って、病院に行きましたが、薬を変えるとかそんなことばかりで‥。病院を変えました。

初めて行った病院の獣医さんは、親身に話を聞いてくださり、薬をしばらく続けて同じ様子なら、エコーかバリウムで検査をすること、費用のことなど説明を受けました。
この頃から次第に吐くようになり、食欲もなくなってきました。

そして、エコー検査。確かに下腹部になにか固まりがありました。
半日入院して、バリウム造影。３０分おきに撮った写真で、大腸の一部が閉塞しているのが写っていました。緊急入院＆手術です。
もっと早く検査しなかったこと、どれほど後悔したかわかりません。

手術は深夜１２時に終わりました。待っていた私たちに先生から電話があり、
無事に終わったこと、大腸をほとんど可能な限り摘出したこと、腫瘍だったこと、悪性か良性かは検査に回してから判明する、ことが告げられました。

生検の結果は悪性でした。もしも転移していたら（猫のリンパ腫は他の臓器には転移しにくいそうです）余命は１年程だと言われましたが、その時点でもう私は泣き尽くしていたので、とにかく１年でも生きられるだけで有難いと思えました。

それから３年経ちました(^ ^)♪。
くろにゃは元気です。もりもりご飯を食べ、朝早くから起こしに来てくれます。大腸が短くなった為ゆるかった便も、普通に戻りました。

参考にというとおこがましいですが、大腸癌でこんな症状の猫がいたこと、頭のすみっこに置いてくださると幸いです。

みんなの家族が元気で長生きできますように。

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