今週火曜日にはコンサートがあって、隣の県まで出かけていった。
コンサートは夜7時に始まって9時までには終わるかと思ったら、外に出てスマホの電源を入れたら9時35分になっていた。
終バスはすでに出発した後で、駅まで行くにはタクシーしかなかった。
近くにいた人と折半してタクシーに乗り、駅に着いた時にはもう10時過ぎ。
たぶん終電は間に合わないだろうと思って駅近のホテルを予約していて助かった。
予約したのは、部屋おまかせプラン。
シングルベッドルームじゃなくて、ダブルベッドルームになったら嬉しいな、くらいに考えていた。
私の期待どおりに、渡されたのはダブルベッドルームのカードキー。
だけど何と窓無し!
昔々、窓無しの部屋に泊まった事がある。
台北のホテルで、窓無しを承知で予約したのだ。
窓がある部屋は高くて、窓無しの部屋はえらく安かったから予約したのだ。
わかっていればショックなんて受けないけど、まったく予想してなかった場合はショックを受ける、と思う。
まぁ広さは充分だし、窓が無い以外では別に文句無いし、それに部屋変えてなんて言える立場にないし、寝るだけだし…。
歯磨きしてシャワー浴びて、巨大ベッド(キングサイズ)に横になって灯りを消した。
私は灯りが点いていると眠れないのだ。
それで灯りをすべて消したのだが、窓が無いから漆黒の闇になってしまった。
真っ暗で何も見えないと思いながら天井を見上げていると、青い光が見えた。
青い光の出る電子機器なんて周辺に無いし、目が疲れているせいかもと目をつぶって、また目を開いたら青い光はまだあった。
そしてゆっくりと動いている。
何、これ。何の光?
静かに移動している青い光を眺めながら、どうしようか考えた。
悲鳴を上げながら廊下に飛び出そうか、フロントに電話しようか、着替えてチェックアウトして駅の待合室にでも行こうか。
でも結局、白い目で見られそうなので騒ぐのはやめた。
代わりにすべての照明を点けてテレビも点けて、近所迷惑にならない程度に一晩中賑やかに過ごす事にした。
しばらくの間は目がギンギンに冴えていたが、その後眠ったらしい。
最速でブッフェスタイルの朝ご飯を食べて、最速でチェックアウトした。
結局、あの青い光が何だったのかは今でもわからない。
猫無しは寂しいので、仲良しではないけど最近距離がやや近くなりつつあるトラとチビの写真を載せます。

最近のコメント