里子の蓮のシアワセ

2010年5月9日(日) 410 / 1

譲渡されてきて間もなくしたある日、やもう得ず私の手元から親友の後輩夫婦に里子に出された蓮（レン）のことを時々考える。あの時は床にはいつくらんばかりの悲願願のすえ某団体さんによりやっといただいた美しい黄トラの子猫の蓮。
二ヶ月一緒に暮らして楽しかった・・・その後、実家の野暮用で長期の留守を強いられ親友だった後輩の家にたまたま蓮を預けた。
用事をしている片時も蓮のことは忘れず、いつも気になっていた。
それでも、後輩が優しい良い子なので気持ちの何処かで安心はしていた。

その後も行ったり来たりが続くことになり、突然の再譲渡の意見がどこからともなく発生した…私は蓮の今のシアワセと将来の安定したシアワセを感じながら、また祈りつつ後輩の手に蓮をたくした。もちろん、蓮を招き入れたいよいう提案は先方のご夫婦の希望にもなっていた。それが見事にあたったかのようにして、俗に言う、娘夫婦のところに養子縁組された息子の蓮はこの上も無く可愛がられ、甘えん坊のシアワセなネコに成長している。その夫婦も蓮を飼いだし、旦那様のお仕事の流れと会い重なってめでたく入籍にいたる。…もしかして？蓮はその夫婦の入籍のきっかけのひとひらになっているのもしれない…なんてね。

最初は半分半分の微妙な気持ちだった。でも、聞くごとに感じる蓮のシアワセな現実を思うと、もしかして宿命か？そうなるべくしてそうなって、結果良ければすべて良し！みたいな結果論ながら、私は蓮の再譲渡が成功だったのをあえて良しとしている。おかげで少し自分自身が落ち着き始めた今、自然の流れのなかで出会うべくして出合った涙（るい）の存在に蓮の面影を見出しまたミニィの再来とも感じながらいる今日この頃なのです。

おかげさまで気分は上場です。

やっぱり私はネコが好き！。minimoni

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