
ふり返ればはるか遠く故郷が見える・・・
夕食を食べていたら、タンスの上から猫ちゃんが飛び降りてきた。
びっくりしたとたん、昔の記憶が歌の文句の様に懐かしく蘇って来た。
昭和の初め頃、中国地方の山間部に住んでいた頃の話。
典型的な農村で、古い藁ぶきの大きな農家に生まれて、物心がついた頃から家には猫がいた。
猫のいない農家はまず無いくらい珍しい事では無かった。
大切なお米や大豆や蕎麦が、ネズミやリスやモモンガに食べられないように守る為だ。街中ではまず見る事が無い大型の日本猫で、サバトラの綺麗な体をしていた事を思い出した。例えれば何時だったかオバマ大統領が広島の平和公園に参拝に来られて慰霊碑前で演説された時に、オバマ大統領の後ろを悠々と横切った猫がテレビに大きく映し出されて警護のシークレットサービスが苦笑いしていたのを覚えている方もおられるのではないだろうか。
その日本猫の「ふじ」が、一家団らんの夕食時に天井の梁から、家守りの2メーター以上有った青大将と一緒に落ちてきたのである。いつもはお互いに梁道を譲るのが常であったが、狭い梁の上で出会ってしまい、どちらも道を譲らないまま喧嘩になったのであろう。勿論驚いたのは食事中の家族て、全員が悲鳴を上げて飛び上がった。
その時以来、ヘビ恐怖症になった母は今年102歳になり、今も健在である。
驚かせたヘビ神様に守られたのか、原爆に被爆して大怪我して今も傷痕からガラス片が出て来る母は今も猫好きである。




















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