もともとは2軒先で暮らす外猫で、同じ頃に来たメスの「ぶうちゃん」と仲良く過ごしていました。
6月25日頃から少し食欲が落ち、外で寝ている姿を何度か見かけました。「いつもより少し元気がないかな」と思う程度で、まだ若く体重も5kgほどあったため、しばらく様子を見ていました。
ところが6月28日、姿が見えなくなりました。
探してみると、実家の縁の下にいることがわかりました。しかし、しばらくすると姿が見えなくなり、「縁の下の奥へ入ってしまったのではないか」という嫌な予感がしました。
翌日、実家の畳をはがして縁の下を確認すると、シロちゃんはそこで亡くなっていました。
体には外傷はなく、よだれや嘔吐したような跡もなく、きれいな状態でした。
父が亡くなる直前に見たときは、苦しそうにお腹を大きく動かしながら呼吸をしていたそうです。
まだ若く、体格もしっかりしていたので、こんなに早く旅立ってしまうとは思ってもいませんでした。

臆病でうち来たころは怖いとすぐ縁の下に入っていました

仲良しの二人
ちょうど同じ時期、同じく世話をしているクロちゃん(♀・推定2~3歳)も姿を消しました。
その翌々日、隣にあるデイサービスから大きな猫の鳴き声が聞こえてきました。
スタッフの方に話を聞くと、ネズミなどの侵入を防ぐために建物の隙間を塞ぐ工事をした際、クロちゃんが閉じ込められてしまったようでした。
閉じ込められた場所は、軒先の高さ約30cmほどしかない、人が入れない狭い天井裏でした。
救出するには天井に穴を開けるしか方法がなく、営業終了後の夜になってから工事が始まりました。
デイサービスの方によると、シロちゃんも元気だった頃は、その鳴き声を心配して様子を見に来ていたそうです。
工事後はライトで天井裏を確認しましたが、姿は見つかりませんでした。ただ、スタッフの方からは「鳴き声がした」「物音が聞こえた」という話がありました。
また、鳩が出入りしていた隙間が1か所あったため、そこから脱出した可能性も考えられました。
そこで、動きを感知すると写真や動画を撮影できるトレイルカメラを用意し、餌と水を一緒に天井裏へ設置しました。
翌日、黒い動物が写っていましたが、その時点では猫だと断定できませんでした。
そのまま監視を続けたところ、どう見ても黒猫で、左耳には避妊手術済みのさくら耳(耳先のカット)が確認できました。
行方不明になってから1週間近く経っていましたが、生きていることが確認でき、ひとまず安心しました。
次の課題は、どうやって外へ出てもらうかでした。
呼んでも出てこず、とても警戒している様子でした。
営業終了後の静かな時間帯に待ってみましたが、人の気配がある間は降りてきません。
そこで、天井口から外までの通り道になるように、
天井口 → 着地用の板(約30cm下)→ キャビネット → 冷蔵庫 → 脚立 → 床 → 窓
というルートに少しずつ餌を置き、自分で外へ出られるようにしました。
翌朝カメラを確認すると、着地用の板に置いた餌を食べている写真と動画が2~3分だけ記録されていました。
もし再び天井裏へ戻っていれば、その後も撮影されるはずです。その記録がなかったため、「外へ出られた可能性が高い」と思いました。
そしてその日の夕方、いつもの餌場にクロちゃんが姿を見せてくれました。
他の猫たちと体をすり寄せ合い、とても嬉しそうな様子でした。
念のためデイサービスに設置したカメラも確認しましたが、その日は何も写っておらず、置いてあった餌もまったく減っていませんでした。
行方不明になってから10日。
無事に帰ってきてくれて、本当に安心しました。
今回の救出では、デイサービスの皆さんがとても協力してくださいました。
毎日、朝夕の営業時間外にも対応していただき、こちらからのさまざまな救出方法の提案にも快く協力してくださいました。本当に感謝しています。
外で暮らす猫には、交通事故や病気、行方不明など多くの危険があります。
それでも、一つひとつの命は飼い猫と何も変わりません。
だからこそ、緊急時には「できることはすべてやってあげたい」。
今回の出来事を通して、その思いを改めて強く感じました。

天井裏にいることがわかったとき

下に降りてきたとき



















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