診察室に呼ばれ、ルカちゃんの胸の辺りに大きな腫瘍がありますと言われて、もうそのあとは思考が停止して記憶が曖昧です。胸腺腫を疑うと言われました。
大きさとして5センチ以上。それが食道を圧迫してカーブしているので、頻回に吐くことがあるし、肺が押されて呼吸も苦しいのではと。
しこりが大きくて、この病院では手術はできないので、腫瘍科のある岐阜大学か名古屋の病院を紹介して…手術か放射線か抗がん剤。

車に乗るまでグッと我慢しましたが、もうその後は大声で泣いて泣いて涙が止まらなくて、ルカが不安そうに私の顔を見ていました。ごめんね、こんな弱い母ちゃんで。
エコーやレントゲンをもっと頻繁にしていれば。ごめんね。早く気づいてあげられなくて。
家から近い、この病院まで連れて行くだけでも怖がって大騒ぎして大変なのに、知らない場所に1時間かけて連れて行ってこれ以上怖い思いをさせたくない。それに人間だって、つらいつらい抗がん剤。14歳になった最愛のこの子に苦しい思いは絶対にさせたくない。

選択したのは、昨日ステロイド注射を打ってもらって、とりあえず2週間ステロイド内服をして腫瘍が小さくなるか、様子を見ることでした。
胸腺腫はほとんどは良性だと言われましたが、いっぱいいっぱいネットで調べてあまりいいことは書いてありませんでした。大きくなった腫瘍の、手術以外の選択肢は余命が。2、3ヶ月かと。
泣きすぎて、でも泣いていられない。いつも通り甘えん坊で、まっすぐな瞳で見つめてくるルカをますます不安にさせてしまう。
もしステロイドで腫瘍が小さくなるなら手術に踏み切ろうと迷い中です。14歳オス。まだ、体力あるよね。一緒に頑張れるよね。

ルカのママのプリンも上手にグルーミングできなくなり、抱っこできないほどの悪臭がするので毎日手がかかるし、認知症なのか、昼夜問わず虐待されているかと近所の人が思うかもしれないほどの大声で叫んで鳴くので、特に真夜中は起きてなだめないといけないし。

ただただ、元気で、そしていつかくるその時には、苦しまずに穏やかに眠るように目を閉じてほしい。
大好きで大好きで、大好きすぎるからこわいんです。
スルッと私の手の中から、温もりが消えてしまう時が。




















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