猫はあまり水を飲まなくなることがあるらしい。
飼い主さんたちに話を聞くと、
「夏はよく飲んでいたのに、気づいたら器の水がほとんど減っていない」
という声を、ときどき耳にします。
ただ、その「減っていない」に気づくのは、
思っているより難しいことのようです。
毎日入れ替えていると、
昨日どれくらい残っていたかは、
案外すぐに忘れてしまう。
器をいくつか置いていれば、
なおさらです。
猫のほうは、
喉が渇いたとも、
今日は飲みたくないとも言わない。
水の減り方は、
言葉の代わりに残された、
小さなメモのようなものなのかもしれません。
そのメモを、
季節が変わるたびに読み返せたら。
寒くなる前のこの時期に、
そういう手がかりを、
もう少しだけ残しておける形があればいいなと、
ふと思いました。




















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