鞠緒さん

鞠緒

兵庫県 30代 女性 ブロック ミュート

猫飼い歴=年齢。 一度はその栄光の歴史が途絶えてしまうも、僅か4日で復興。 現在は1号(♂)と2号(♀)と3号(♂)と4号(♂)の4匹が在籍中。

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295日目「これは全て“夢”の話です。」
2026年10月4日(日) 14 / 0

室内特有の少しだけ薄暗い空気を漂わせる部屋の中。
私は明けっ放しの扉を潜り、広々とした和室を眺めながら通り抜けていく。

「じゃあ、行ってくるわ。」

「…行ってらっしゃい。」

広い廊下の真ん中を陣取り、出掛ける準備を済ませた母の声に気のない返事をする。
左手に握っていたスマートフォンで再生していた動画の続きを視聴する為に、シークバーを動かすべきかどうか考えていたからだ。

「何を見ているのの?」

「…この前の留守番の時に撮影した動画。」

覗き込んできた母にも見える様に画面を傾け、私も首を伸ばして動画が再生されているか確認する。
薄暗い廊下を撮影するカメラに向かってクリーム色の四足歩行の哺乳類が抱き着くように前足を浮かせてじゃれ付く姿を、1号と2号と3号と4号が興味深げに見つめていた。

「…変な“夢”。」

目が覚めたので、とりあえずメモ帳に見た夢の内容を箇条書きする。
この後、さらに物理的にぶっ飛んだ夢も見たが、コレには猫が登場しなかったので省略した。

「留守番していたのは叔母ちゃんの家なのに、どうして猫達もいたのだろう?」

年に数回、旅行の為に家を空ける叔母に頼まれて飼い猫の世話をする事がある。
2号の旧名と同じ名前のキジトラの雌猫は“一生涯、多頭飼いNG”と誓約書に記載される程の大の猫嫌いなので、歴代の愛猫達も含めて我が家の猫達は誰一匹として叔母の飼い猫と面会した事はないのだ。

「あらー、正夢になると良いわね!」

寝ぼけ眼のまま母に夢の話をすると、何かを期待するような顔で間取り等を訊ねてきた。
掃除の問題もあるので“豪邸に住みたい!”とまでは思っていないが、買い置き分を躊躇いなく購入できるくらいのスペースがあるととても嬉しい。
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2026/09/24 38 0 2