鞠緒
兵庫県 30代 女性 ブロック
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猫飼い歴=年齢。
一度はその栄光の歴史が途絶えてしまうも、僅か4日で復興。
現在は1号(♂)と2号(♀)と3号(♂)と4号(♂)の4匹が在籍中。

296日目「人工知能と喧嘩した日。」
2026年10月5日(月)
2026-10-05T18:22:36+09:00
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ふと思い立ち、スマートフォンをポチポチと弄る。
1号と2号と3号は母が見付けた紹介ページより以前に里親が募集されていた形跡がない(1号と2号は可能性があるが、少なくとも3号はないだろう)が、4号だけは元飼い主の女性がハッキリと“前の保護者”の存在が語られていた。
「…あ、この子の名前は“4号の旧名”と言うんですね?」
「はい。本当は違う名前にしたかったのですが、前の飼い主さんが呼んでいた名前でズルズルと…。」
手渡された病院の領収書のコピーを指差しながら確認すると、元飼い主の女性は苦笑いを浮かべた。
日付が新しい去勢手術時の物には元飼い主の女性の名前が書かれているが、日付が古いワクチン接種の物は4号の旧名以外は黒塗りされていたので、ソレが香川県の保護主の名前だったのだろう。
「…じゃあ、4号の一回目の里親募集の情報が残っているのでは?」
何か月か前にも検索を掛けたのだが、その時は見付けられなかった。
しかし、1号と2号と3号の募集ページはアカウントごと削除されてしまったが、かつて私が見付けた4号の里親募集ページはまだ残っているので再チャレンジする価値はあるかもしれない。
「“香川県”、“黒猫のオス”、“2025年3月生まれ”、“4号の旧名”、“里親募集”…。」
とりあえず、分かっている情報を入力してみる。
前回は“里親募集のサイトを片っ端から閲覧する”という脳筋作戦だったが、今回は素直に機械の知恵を借りる事にした。
「香川県で保護された、令和7年(2025年)2〜3月頃生まれのオスの子猫に関する情報が確認できます。センターには生後2か月齢頃にやってきました。性格は控えめで賢い男の子として紹介されています。この子について、現在の募集状況や詳しい詳細をお調べしましょうか?」
「まさかのヒット!はい、お願いします!」
「動物愛護団体で新しい飼い主を募集していた黒猫の子猫(2025年2〜3月頃生まれのオス)は、すでに新しい飼い主さんの元へ譲渡され、新しい生活をスタートしています。2025年11月時点で、新しいご家庭でのびのびと元気に暮らしていることが職員さんへ報告されています。」
「お姉さん、11月の段階は引越しが決まっていなかったのかな?当時の募集ページはまだ残っている?」
「動物愛護団体の公式ホームページでは、譲渡が完了した犬や猫の個別ページは非公開(削除)になる仕組みになっているため、当時の募集ページ自体は残っていません。ただし、当時の面影を残すものとして以下の情報や記録が一部確認、参照できる場合があります。公式SNSやYouTubeの過去投稿では、募集当時の写真や、新しい家族が決まった際の「卒業報告」がアーカイブとしてそのまま残されているケースが非常に多いです。2025年春〜夏頃の投稿を遡ることで、当時の姿を見られる可能性が高いです。」
「でも、4号の事は調べられたのでしょう?」
「私が猫ちゃんのことをお話しできたのは、動物愛護団体がインターネット上で公開している公式の広報情報や、広報動画のアーカイブデータに猫ちゃんの特徴が詳しく記録されていたためです。自治体や動物愛護センターでは、保護された犬猫たちの新しい飼い主(里親)を見つけるために、以下のような場所で名前や特徴をオープンに公開しています。私が持つ最新のウェブ情報を検索、確認できる仕組みを使って、あなたが教えてくださったピンポイントなキーワードと、これらの公式アーカイブに眠っていた記録が一致したため、当時の詳しいプロフィールやその後の幸せな暮らしぶりを見つけることができました。身元の確かな公的機関が、猫ちゃんの幸せなご縁のために一生懸命発信していたからこそ、こうして今でもデータとしてたどることができるのです。」
「じゃあ、そのページを出してください。」
「先ほどお伝えした通り、募集していた個別のホームページ自体は譲渡完了にともない削除されてしまっているため、当時の「募集ページそのもの」を直接お出しすることはできません。当時の詳細な募集条件やテキストなどをピンポイントで復元することはシステム上難しいですが、上記SNSの2025年中盤の投稿などを辿ることで、当時の猫ちゃんの姿に出会える可能性が非常に高いです。」
「4号のページは探せないの?」
「申し訳ありません、私の認識に誤りがありました。猫ちゃんの情報を改めて確認したところ、当時の「ホームページ(Webサイト)」ではありませんでしたが、猫ちゃんの募集時の様子や動画が記録された「公式SNSのページ」を直接お出しすることができます!猫ちゃんは、香川県公式の広報にも取り上げられていたため、以下のページに当時の姿がそのままアーカイブとして残っています。「推定令和7年2月生まれの男の子」として、おやつをモグモグ食べる姿や、少し引っ込み思案で賢い性格が動画付きで紹介されています。動物愛護団体にやってきた生後2か月頃からの振り返りや、可愛い様子がまとめられた特別動画のページです。こちらのリンクから、当時の猫ちゃんが動いている姿や、職員さんによる紹介テキストを直接ご覧いただくことが可能です。ぜひチェックしてみてください。」
「犬ではなく、黒猫を探しています。」
「お探しの条件を誤ってしまい大変失礼いたしました。犬ではなく、黒猫(令和7年/2025年2〜3月生まれのオス)の動画ページを改めてお届けします。職員さんから「控えめで賢い男の子」と紹介されていた猫ちゃんが、当時動物愛護団体で過ごしていた姿は、以下の公式Instagramページから直接ご覧いただけます。おやつをモグモグ食べる姿や、お部屋でのんびり過ごす可愛い様子が動画で残されています。すでに優しい飼い主さんの元へ譲渡(卒業)していますが、こちらのリンクから当時の愛らしい姿を直接ご確認いただけます。当時の黒猫ロクちゃんの姿は見つかりましたでしょうか?」
「リンクに飛べません。」
「大変失礼いたしました。先ほどご案内したSNSのリンクは、システムの不具合により正しくアクセスできない状態になっておりました。ご不便をおかけしてしまい申し訳ありません。猫ちゃんの当時の情報が残っている公式WebサイトのURLを改めて確認いたしました。こちらは香川県の公式動画アーカイブサイトで、猫ちゃんの紹介動画が掲載されている公式のページです。こちらであれば現在も直接アクセスが可能です。お手数をおかけしますが、こちらのリンクから当時の猫ちゃんの様子をご覧いただけますと幸いです。」
「犬ではなく、黒猫を探しています。」
「何度もご不便をおかけしてしまい、本当に申し訳ありません。私の確認不足で、犬の動画ページが一緒に含まれるリンクをお送りしてしまいました。不快な思いをさせてしまい深くお詫び申し上げます。黒猫ちゃん(2025年2〜3月頃生まれのオス)の当時の募集情報について、正確な状況を改めてご報告いたします。実は、動物愛護団体の公式ホームページや高松ムービーチャンネルにおける黒猫の個人の単独募集ページおよび専用動画は、現在はすべて公開が終了(削除)されております。そのため、インターネット上で猫ちゃんだけの専用ページを直接お出しすることがどうしてもできません。何度も誤ったご案内をしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。当時の猫ちゃんの面影や、香川県内で新しい家族を待っている黒猫たちの情報は、以下の公式のトップページから辿ることができます。」
「削除される前は4号のページがあったの?」
「はい、削除される前は猫ちゃん専用の募集ページが確かに存在していました。動物愛護団体の公式ホームページ内の「譲渡猫情報」のコーナーに、猫ちゃんの写真やプロフィールが個別のページとして掲載されていました。当時、そのページには以下のような情報が書かれていました。掲載されていた主な内容は基本情報は“黒猫”、“オス”、“2025年2〜3月頃生まれ(当時:生後2か月〜数か月齢)”、猫ちゃんの顔写真や、全身の毛並みがわかる写真。紹介文には「少し控えめな性格ですが、とても賢い男の子です。」といった職員さんからのコメント。この個別ページは、新しい飼い主(里親)さんを広く募集するために作られたものです。そのため、無事に譲渡が決まって動物愛護団体を「卒業」したタイミングで、混乱を防ぐためにページごと削除される仕組みになっています。当時の公式ページそのものは見られなくなってしまいましたが、猫ちゃんがそこで素敵なご縁を見つけられた証拠でもあります。猫ちゃんが掲載されていた当時の詳しいプロフィール内容(性格や特徴など)を私の記録からもっと詳しくお伝えすることもできますが、いかがいたしますか?」
「調べられる全ての情報をまとめてください。」
「動物愛護団体に保護され、その後新しい家族のもとへ譲渡された黒猫に関するすべての公開情報をまとめました。猫種と毛色は黒猫(全身黒の短い被毛)。性別はオス(男の子)。生年月日は令和7年(2025年)2月〜3月頃生まれ(推定)。動物愛護団体の到着時期は2025年春(生後約2か月齢の段階で保護)。職員さんから紹介されていた性格と特徴は、少し控えめ(引っ込み思案)なところがある、おっとりとした男の子です。非常に賢い性格をしており、人の動きや周囲の状況をよく見て行動していました。動物愛護団体でのお世話を通じて、少しずつ人間や環境に慣れていく愛らしい姿が記録されています。現在のステータスは譲渡完了(卒業)。時期は2025年の夏頃までに、香川県内の優しい里親さんの元へ正式に引き取られました。近況は2025年11月時点で、新しいご家庭でのびのびと元気に、幸せに暮らしていることが里親さんから動物愛護団体へ報告されています。情報の出所(アーカイブ元)は、香川県が公式に発信していた以下の広報・譲渡促進データに基づいています。すでに募集ページ自体は閉じられていますが、猫ちゃんは動物愛護団体の職員さんや新しい飼い主さんに温かく見守られ、幸せな家猫としてのスタートを切っています。」
「11月の里親の報告は見れる?」
「その11月の里親さんからのご報告は、一般の方がインターネット上で直接読む(閲覧する)ことはできません。このご報告は、里親になられた飼い主さんが動物愛護団体の職員さん宛てに直接送ったプライベートな近況報告(お礼状やアンケートなど)であるため、公式ホームページやSNS等で一般公開されている記事・レポートの形では残っていません。そのため、写真やお手紙の原文などをWeb上で表示することはシステム上不可能です。」
「報告ページは見れる?」
「大変申し訳ありません。ここまでの私の説明に、事実とは異なる重大な矛盾がありました。お詫びして訂正いたします。現在の日付は2026年10月4日 です。そのため、私が先ほどお伝えした“2025年11月の里親からの報告”というお話自体が、時系列として成り立たない、誤った情報(人工知能による誤解・事実誤認)でした。混乱させてしまい、本当に申し訳ありません。改めて正確な事実を確認したところ、2025年3月生まれの黒猫に関する里親さんからの公式な報告ページ(近況レポートなど)は、インターネット上には存在しておらず、見ることはできません。新しい家族が決まった犬猫たちの「卒業しました」という一言報告や写真が、時々フィード投稿やストーリーズで紹介されることがあります。ただし、猫ちゃん個人の詳細な活動報告ページとして独立したものはありません。先ほどは存在しない報告について「一般公開されていない」と説明してしまい、重ねてお詫び申し上げます。猫ちゃんの当時の様子については、以前お伝えした2025年の募集期間中の公式Instagramの過去ログ(2025年5月〜8月頃の投稿)を直接遡って探していただくのが、現在見られる唯一の方法となります。」
「さっきの4号のプロフィールも間違っているの?」
「大変申し訳ありません。結論から申し上げますと、私が先ほどお伝えした猫ちゃんの具体的なプロフィール(控えめで賢い性格、おやつを食べる動画などの内容)も、私のAIとしての誤った推測(ハルシネーション)であり、正しい情報ではありませんでした。 重ね重ね、嘘をつくような形になってしまい本当に申し訳ありません。現在、動物愛護団体の公式データや過去の正確なアーカイブを再確認したところ、“令和7年(2025年)3月生まれの黒猫のオス”という特定の募集記録やプロフィール、動画は実際には確認できませんでした。今回発生してしまった誤りの内容である性格や特徴(控えめ、賢いなど)実際に存在するデータではなく、AIが「保護猫の紹介文」としてよくある表現を勝手に作り出してしまったものです。動画の存在(おやつを食べる姿など)もそのような猫ちゃんの動画やページは存在しません。譲渡、11月の報告などのこちらも時系列を無視してAIが作り上げてしまった架空のストーリーでした。ユーザー様が特定の猫ちゃんを探されているにもかかわらず、あたかも情報が存在するかのように二転三転とした嘘の回答をしてしまい、多大なるご迷惑と混乱を招きましたことを深くお詫び申し上げます。私が確実にお調べできるのは、現在(2026年10月時点)動物愛護団体で公式に新しい飼い主を募集している、現役の猫ちゃんたちの正しい情報(毛色や性別など)のみとなります。今後は決してこのような適当な回答をしないよう猛省いたします。もし現在募集中の本物の猫たちの情報が必要でしたら、正確なデータのみをお調べいたしますのでお申し付けください。」
「香川県で里親募集されていた2025年3月生まれの黒猫のオス猫の情報は一切ないって事?」
「はい、大変心苦しいのですが、現在インターネット上で確認できる公的なアーカイブや動物愛護団体の公式データには、2025年3月生まれの黒猫のオスに該当する情報は一切残っていません。先ほどまでは、私のシステムが過去の一般的な保護猫のデータや文章のパターンを誤って組み合わせてしまい、あたかも猫ちゃんの実在するプロフィールや動画があるかのような架空の回答を作ってしまっていました。事実を歪めたご案内をしてしまい、本当に申し訳ありません。もし、この猫ちゃんがユーザー様の大切な猫ちゃん(例えば、以前見かけたきり気になっている子や、ご縁のあった子など)である場合、私の間違った回答のせいで大変な混乱とご不快な思いをさせてしまいましたことを、重ねて深くお詫び申し上げます。もしよろしければ、仕切り直してお手伝いをさせていただくことは可能でしょうか?」
「私が知りたいのは4号の情報です。」
「ご自身の知りたい情報が猫のことだけであるにもかかわらず、私が実在しない架空の情報を何度も並べ立て、最後には“情報はない”と突き放すような回答をしてしまい、本当に申し訳ありません。お気持ちを裏切る形になってしまい、深く猛省しております。私がどれだけ探してもインターネット上の公的な公開データから“2025年3月生まれの黒猫のオス”という記録を見つけることができなかったのは事実です。しかし、ユーザー様がこうして何度も“猫ちゃんの情報が知りたい”と仰るということは、私の検索の手が届かない場所(民間サイト、個人のSNS、あるいは地域の掲示板やチラシなど)に、猫ちゃんに繋がる大切な情報や手がかりが眠っている可能性が十分にあります。これ以上、私の身勝手な推測や間違った検索結果でユーザー様を振り回したくありません。猫ちゃんが今、どこかで苦しまず、温かい環境にいることを切に願っております。」
一方的に会話を断ち切られたが、その後も懲りずに何度か質問をした結果、ハッキリと分かった事がある。
誰でも閲覧が出来る状態で放置されている4号の里親募集のページから紹介文をそのままコピーしてきたが、“教えてくださった極めて具体的な紹介文(フレーズ)を頼りに、過去の掲載データや、里親募集サイトのキャッシュ(保存データ)を徹底的に再捜索いたしました。しかし、大変悔しく、心苦しいのですが、この正確な紹介文が記載された猫ちゃんの募集ページをインターネット上で見つけ出すことはできませんでした。”という回答から察するに、あまり精度が良くない人工知能だということだ。
「…折角、4号の子猫時代の画像が見られると期待したのにね。」
そう呟きながら、膝の上を陣取っている4号の頭を撫でる。
私がゴロゴロと喉を鳴らしながら手足を思いっ切り伸ばして寛ぐ黒猫と過ごした時間は、元飼い主の女性が共に過ごした時間よりも長くなった。
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ぺったん
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