鞠緒さん

鞠緒

兵庫県 30代 女性 ブロック ミュート

猫飼い歴=年齢。 一度はその栄光の歴史が途絶えてしまうも、僅か4日で復興。 現在は1号(♂)と2号(♀)と3号(♂)と4号(♂)の4匹が在籍中。

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301日目「二回目のリンスインシャンプー。」
2026年10月10日(土) 18 / 0

交流があった犬好きの家族が引越してから、早三か月と三週間。
最近、近所の家でノミが大量発生する被害が増えているらしく、宿主を失ったノミに襲われない為に対策を講じるようにとの通達が犬飼いを中心に出回っているそうだ。

「…だからって、汚れてもいない猫を洗わなくても良いと思うの。」

「まぁ、3号は半分ラグドールだからね。頻繁に拭いていたとは言え、長毛の猫は洗った方が良いらしいからね。」

三週間くらい前に駆除剤を投与してはいるが、ゴミ捨て等の用事で危険そうな場所を歩いているので人間が持って帰っている可能性はゼロではない。
…全く関係ない話が、例の黒色の袋は十二個目を境に見なくなった。

「よし、お風呂の掃除は終わったわよ!」

母の声掛けに反応し、敷き詰めていたタオルから離れる。
楽しそうに走り回っていた2号を抱き上げ、母に手渡した。

「…にゃあー!」

パタリと閉じられた浴室の扉の向こうから、シャワーの音を掻き消す程の2号の叫びが響いた。
ポカンと立ち尽くしていた1号と3号と4号が慌てたような動きでワタワタと駆け寄り、悲痛な声に顔を見合わせる。

「…どうしよう。」

「何?何?」

「…怖いよー。」

グイグイと両前足で扉を押す1号、状況が読めずに1号と4号の顔を見上げる3号、怯えながらも逃げない4号。
紅一点の2号のピンチを救う為に三匹の雄猫達は必死に何とかしようと試みるが、猫達にはどうする事も出来ない。

「終わったわよ!次は、1号ね!」

ビショビショの2号を受け取り、心配するように2号の顔を覗き込んでいた1号を浴室に入れる。
肉球が濡れた不快感を訴える1号が外に出る前に、扉はパタリと閉められた。

「…にゃあー!」

パタリと閉じられた浴室の扉の向こうから、シャワーの音を掻き消す程の1号の叫びが響いた。
3号と4号がチラリと振り返るも、びしょ濡れの2号の方が気になるのかタオルの上に座り込んでいる。

「酷い目に遭ったわ!」

「ねーね、ペロペロしたの?」

「ビショビショだねー?」

タオルでワシャワシャと水気を拭き取ろうとするも、なかなか毛皮は乾かない。
2号が走り回らないように押さえ付けているので私も濡れ鼠の状態だが、気にしている暇はなかった。

「終わったわよ!次は、4号ね!」

ビショビショの1号を受け取り、不思議そうに1号の顔を覗き込んでいた4号を浴室に入れる。
肉球が濡れた不快感を訴える4号が外に出る前に、扉はパタリと閉められた。

「…にゃあー!」

パタリと閉じられた浴室の扉の向こうから、シャワーの音を掻き消す程の4号の叫びが響いた。
3号がチラリと振り返るも、びしょ濡れの1号の方が気になるのかタオルの上に座り込んでいる。

「…酷い目に遭った。」

「全然、乾かないんだけど!」

「パッパ、ペロペロしたの?」

タオルでワシャワシャと水気を拭き取ろうとするも、なかなか毛皮は乾かない。
1号が走り回らないように押さえ付けているので私も濡れ鼠の状態だが、気にしている暇はなかった。

「終わったわよ!最後は、3号ね!」

ビショビショの4号を受け取り、オドオドと4号の顔を覗き込んでいた3号を浴室に入れる。
肉球が濡れた不快感を訴える3号が外に出る前に、扉はパタリと閉められた。

「…にゃあー!」

パタリと閉じられた浴室の扉の向こうから、シャワーの音を掻き消す程の3号の叫びが響いた。
1号も2号も4号もビッショリと濡れた自分の毛を拭うのに忙しいようで、誰も反応しない。

「…全員か。」

「ちょっと、新入り!コッチに水を飛ばさないでよ!」

「プルプルー!」

タオルでワシャワシャと水気を拭き取ろうとするも、なかなか毛皮は乾かない。
4号が走り回らないように押さえ付けているので私も濡れ鼠の状態だが、気にしている暇はなかった。

「終わったわよ!じゃあ、お母さんは先にお風呂に入るわね!」

ビショビショの3号を受け取り、入浴の準備を行う母に背を向ける。
ペットショップに勤めていた母が手早く浴室を洗い、猫達も洗い、自分まで洗ってしまう姿に思わず感心してしまった。

「…相変わらず、手際が良い人だ。」

不機嫌そうに眉間に皺を寄せる3号を抱え、猫部屋に向かう。
短毛の1号と2号と4号と違い、なんちゃって長毛の3号は他の三匹よりも念入りにタオルドライを行わなければならないので私が入浴できる頃には部屋着が乾いているかもしれない。
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