ひぐまがでた！！

2011年10月7日(金) 648 / 4

北海道には、野生のひぐまがいます。

きのう札幌の住宅街に、１メートルほどの大きさのくまちゃん。

なんでこんな人が多い場所に出てきちゃったのか・・・

ことしは、お天気が不安定で、いつもより暑い夏が、９月まで続きました。

こんなとき、山の木の実の付きが悪くて、餌をもとめて下山してきます。

利尻・礼文の離島や、羊蹄山（単独峰）にはいません。

こういう問題が起こるたび感じるのは、「人間と動物の共生」ということ。

人間は、凶器でもって動物を排除してきました。

そのため、日本おおかみは絶滅して、エゾシカか増え、エゾシカが食べる木々が枯れてきています。

そして、エゾシカは人間に殺されてしまう・・・

わたしは依然、登山が趣味で、よく道内の山々にお邪魔していました。

とくに大雪山は、めずらしい植物があり、写真を撮りによく登りました。

しかし、山のことを勉強するたび、種の絶滅、盗掘、密猟、団体ツアーなど、多くの問題を知り、なんとなく登山から遠のいてしまいました。

登山をやめた原因は、それだけではありませんけど・・・

くまの大きさからいうと、子どものくまであると思います。

母くまとはぐれたのか、子離れしたばかりか・・・

そのため、札幌市の対応も、なかなか決まらないようです。

登山の先輩の笑い話・・・

すり鉢状の山で、くまと真正面に会ってしまった。

稜線をあるくひとから、「くまだ～！逃げろ～！」といわれ、来た道を反対方向にダッシュ！！

命からがら稜線にたどりつくと、みんなニタニタしている。

「くまは？」と聞くと、あんたが逃げた逆方向に逃げたよとのこと。

ひぐまは、とても臆病なんだとか・・・

殺したり、去勢したり、人間の都合で生き方が変わるっていうこと、ときどき考えさせられますね。

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