捕獲してケージに入れておいたと思っていたら、ちょっとした隙にもぬけの空になっていた。
「いったいどうやって」と思っていたら、ヤツはケージと壁の隙間に隠れていた。
そういえば猫ってヤツは頭が通れば体も通ると言われている。けっこう狭いと思っていても、ヤツにとっては朝飯前というわけだ。
今度はどうやってこいつを捕まえようかと考えていたが、ちょっと用事があったので、ここはオクさんと娘に託して出かけた。
帰ってみるとあり得ない光景が飛び込んできた。なんと娘がヤツを抱きかかえているではないか。しかもおとなしそうに。
いったいこれはどういうことかと考えてもわからなかった。もしやこれはヤツの作戦かもしれない。娘を洗脳して味方に付けたか。
その娘もすっかりその気になってるし。

とりあえず落ち着いたのでおとなしくなったんだろうと推測。その後家具の下に隠れてはにゃん吉の説得に応じて出てきたりとうちの子も大忙し。まるで親のような振る舞いをしている。
翌朝になって娘がチビをシャンプーすると言い出した。夜の間にうんちをしてかなり汚れたらしい。チビも割りとおとなしくしているし、昨日の惨劇からするとあり得ない展開だ。
今の状態はかなり落ち着いていて、まだ新しい環境に慣れていないのですぐに隠れたりするが、表情も険しさが薄らいでいる。あのグレムリンからギズモに変わったような変化だ。
(分かる人には分かる)今日は家族で外出するので、特製のケースの中で過ごしてもらわなければならない。
それにしても改めて思うと、普通2ヶ月ほどの子猫はまだたよりない足取りでヨタヨタしているものだが、自立を始めた猫はまさに獣だ。山猫とまではいかないが、鋭さが違う。

いずれにしても、これで里親探しが可能となる。もう少し人に慣れて、もう少しふっくらすれば立派な子猫です。なので、もう少し時間がかかりそうです。
これで一蓮の捕獲作業は終了です。まさか3日連チャンで日記を書くとは思いませんでした。
今後はこの子の成長と里親探しとなるので、ときどき見てやってください。
. . . end.
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