朝寝坊をして、むっくり起きた寝起きの悪い管理人。
なにか、違和感を感じた。
管理人「ん。なんか口に当たる。」
上唇に僅かな圧を感じた。
管理人「んんん?なんか腫れてる!なんじゃこりゃ~(松田優作風)!」
管理人の左上唇がぷっくり腫れて、ぱんぱんになっていた。
痛みはないから、ムカデではない。
ああ、思い返せば、あの日。
下唇をムカデに囓られた。
絵に描いたような「いかりやちょうさん」の唇。
マスクをしても唇が痛かったので仕事を休んだなあ。
今回は、違う気がする。
マスクはしなくても、ガン見することがない限り気付かれないだろうとそのまま出勤した。
勿論ばれなかった。
時間が経つにつれ、腫れは収まり分からなくなった。
仕事から家に帰って、ふと鏡を見た。
唇に刺された跡が赤くプチっとあった。
管理人「セセイか?」
セセイとは蚊みたいなやつで足が長い。
まだ部屋にいたらやっかいだな。
なるしゃんが仕留めてくれたら良いのに・・・。

ぼくが?

じゃあ、こうやって見張っているよ。




















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