続・お父さんの決断

2014年6月11日(水) 499 / 4

そんなこんなでもう一軒の物件を見に行くことに。

第一印象が、でかっ！！

正直私の年収なんぞで購入できる新築物件なんて田舎の小さな分譲住宅がせいぜい。
そう考えていた私は内心物件の大きさにビビッていました。
もちろん購入なんて夢のまた夢。現実に戻されて帰るだけなんだろうと・・・

物件としては最近多い新規の宅地に何棟もある建売ではなく、昔からの閑静な住宅街に、先住者が立ち退いた後の土地を利用した戸建て。
土地も広く必要充分むしろ持余す程の庭と駐車場（単なる私目線ですが）有名メーカーではないため建物の仕様こそその辺の格安建売物件と変わりありませんが、自分がそこに住んでいる将来のビジョンなんて浮かびませんでした。

セールスマンの方と話していくうちに、価格もそんなに高くはない事、自分の年収でも問題なく銀行の審査が通る事など色々とわかりました。（セールスマンなんて所詮売ったもん勝ちなんだしそりゃ都合の良いように言うさ）
半信半疑な気持ちとこんな莫大なローンかかえる事への恐怖心から正直住宅購入するにせよママさんが中古の格安物件で納得してくれる事を願って帰路に。

アパートに帰り一息ついてるとママさんが一言。
「銀行の仮審査だけでもやって貰う？」

来た～～～～～～～～～～～～～～～～っ！！
ママさんはもう乗り気。
そりゃあ、新婚当初から夢だと語っていた新築戸建。ここがチャンスとばかりに責め崩しにかかりますよ。

私自身、帰り道の車の中で色々と考え心の中で決断していた事がありました。
新婚当初からママさんは新築の戸建に住む事が夢だったのは先にかたりましたが。
自分も出来ればそうしてあげたいと考えていました。しかし人に自慢できる様な仕事にも就いていない自分にはどうしてもそこにたどり着く将来を想像出来ない歯痒さ等
だけど、今この時しか無いんじゃないかという想いと、なによりあの子たちが幸せに暮らせる環境にはこれ以上ない条件じゃないかと。
きっとこのタイミングなのもあの子猫たちが起こした不思議な奇跡の一部だったのだと。

お父さんの中で宝物とも呼べるママさんと二人の子供。そして、新しく家族となった小さな二つの命。
どんなに大変でも幸せにしなくちゃいけないと。

お父さん人生最大の決断をしました。猫と暮らす為の家を買うと。

0 ぺったん

ぺったんしたユーザ