埋葬してきました

最初に。亡くなった経緯と描写があります。苦手な方はご遠慮ください。

現在、４匹の子猫の里親募集をしています。
自宅庭で餌をあげていた餌やさんが猫が増えてしまったため餌をあげるのを止めたそうです。
そのため、その子たちは以前から家に遊びに来る大人の茶トラにつれられて、
うちのベランダにやって来るようになりました。

痩せておびえている、その子たちをほっておけませんでした。
そしてベランダに居ついてくれるようになりました。

しかし家ではどうしても飼ってあげることが出来ないので、
この子達に温かい家族に迎えてくれる方を探して幸せな時間を生きてもらいたいと
いつも力になってくれる友人の方と里親募集をさせていただきました。

その中の茶トラの男の子。子供たちはパインと呼んで可愛がっていました。
日に日になついてくれて、茶トラは甘えん坊という言葉がぴったりのかわいい子でした。

今日もたくさん遊んだんです。おなか見せてこちょこちょさせてくれたり。抱っこしたり。兄弟とプロレスごっこしたり。ご飯もよく食べて、兄弟の一番上のお兄ちゃんだったんじゃないかな。好奇心旺盛で、甘えんぼで、頭が良くて、とにかくかわいくて。

パインはお家に入りたくてでも入れてあげられなくて。。

私が子供の塾のお迎えに行くとき窓越しにいつものようにパインがちょこんと座ってじっと私を見つめてました。

「パイン行ってくるね。ご飯まだだよ。待っててね。」そう言って出かけたんです。それなのに、子どもを迎えに行って家のすぐ近くまで来たら、ヘッドライトに道路に横たわったものの姿が見えました。私も子供も一目で猫と分かり．．．

見覚えのあるきれいな子猫の茶トラの背中でした。。抱きかかえると温かく血が流れ出てきて。ほんの今だったんでしょうね。顔が変わってしまっていたのでパインと信じたくなく尻尾を触りました。触ると気づく真ん中がかくっとしたしっぽ。
パインでした。信じたくなかった。さっきまでベランダにいたのに。
震えが止まりませんでした。

家の前の道は、野良ちゃんが多く事故の多い道路で、上の子はいつも猫たちが
散歩に行くとき
「気を付けて行ってくるんだよ。道出ちゃだめだよ。ちゃんと帰ってきてね。」
と声をかけていました。
私に「お家に入れてあげようよ」とも。それが出来ずに本当にいつも心配でした。
子供たちは声も人目もはばからず大声で泣き叫びました。

子供のケアが大事になのに自分まで涙があふれてしまい、泣きつかれて眠ってしまった子供達を横目に、今もまだ涙が止まりません。

ベランダの兄弟と大人の茶トラにお別れをさせて、子供たちと自宅の裏辺りに埋葬しました。兄弟みんなと遊んでいた場所だから寂しくないようにと。

ベランダで大人の茶トラのこと３兄弟が眠っています。明日の朝パインがいつものように食いしん坊ぶりを発揮して大きな声で呼んでくれる声が聞こえてきそうです。

４匹に幸せな未来をと里親募集をさせていただいた矢先に恐れていた最悪な結果なってしまいました。絶望感と虚しさと悲しさと色々な感情がめぐってしまいます。
明日から散歩に出る子達が恐いほど心配です。

登校時に朝日に照らされた現場を見てしまう子供たちも心配です。

他の３匹の子たちには絶対に幸せになってもらいたいです。
自分では何もできなくて図々しいお願いなのですが、危険にさらさないように
里親様が見つかるまで預かりをしてくれる方がいらっしゃいましたら嬉しいです。

そして、引き続き里親募集をしていますので、写真はあのままのさせてください。
子供が気に入っている写真です。

パインありがとう。大好きだったよ。やさしい気持ちと幸せな時間
、命の大切さを学ばせてくれてありがとう。６カ月と短すぎる時間しか生きられなかったけどこの先何十年も私たちの心の中に生き続けるからね。
また会おうね。

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