ナッちゃん闘病記1

2015年6月1日(月) 283 / 0

自宅に連れ帰ったけど、メイちゃんとは隔離しなければいけなかった。

別の部屋にゲージを置き、看病することにした。

黒猫のメイちゃんにごはんをやり、
私はナッちゃんを連れて別の部屋にこもった。

ナッちゃんが何か言いたそうに口を開くが、声が出ない。
抱っこが大好きだったナッちゃん。
抱いたまま話しかけた。
「キツイね！」
「苦しいね！」

そして、神様に文句を言った
「捨てられる運命だったナッちゃんが助かったのに・・」
「まだ、２ヶ月しか生きていないのに・・・」
「こんな小さな子にそこまで試練を与えなければいけないと？」
「神様なんかおらんやん！」

涙が止まらなかった

針がない注射器で口に少しずつペースト状にした食べ物を与えた。
ホント少しずつ・・・

鼻がつまり気味で息を吸うときに「ピィー」と音がしていた。

抱っこされたまま動かない
いや、動こうとしても動く体力がなかったかも知れない

時々、ゴロゴロというネコ独特の音と「ピィー」という
息を吸うときの音が聞こえなくなった。

慌ててゆすり起こすと意識が戻ったようにして首を持ち上げた。
また、それでも起きない時も何回かあった。
心臓の鼓動を確認しようとしても判らなかった。
だから、知識はなかったが、人間の心臓マッサージみたいな要領で心臓があるであろう位置を何回も押した。

すると、意識が戻ったようにして首を持ち上げた。

そんな感じの状態が一晩中続いた。

もちろん、私は徹夜。

0 ぺったん

ぺったんしたユーザ