こんなに暑い夏が続くと思い出すのが小学校5年生の時。夏休みのことです。
家から10分ぐらいの民家の路地
なんで知ったか忘れましたが、毎日お小遣いで買った猫缶を持って通ってました。
親に言うと怒られると思ったので友達とプールに嘘をついて(入園料200円だったので缶は買える)
熱を持ったアスファルトに這いつくばって、猫を探しました。私のお気に入りは片足がなくなっていた、その名もカタ。(ネーミングセンスw)
最初はみんな警戒していたけど私からご飯を貰えるとわかると4匹ほどが寄ってきました。
カタは無い後ろ足で耳の裏をかくんです。
その度に足の付け根がピクピク動く。今思えば、前までは足があったものと思われます。
痒そうにしていたので耳の裏をかいてあげると、鼻をスピスピしながら喉を鳴らしていました。
私の行動はエスカレート、友達の約束も断って一人で通い、たまたま買った猫缶が缶切りが必要なタイプで民家のおばちゃんに
「缶切りかーしーてー」と、図々しくピンポンを鳴らしていました。
「何に使うの?」と言われて自分の後ろにぞろぞろついてきた猫たちを見せて笑うと、おばちゃんは缶切りを渡したあとすぐにドアをパタン。。
おばちゃんの家の前にも猫餌のトレイがいくつか。人目を気にしたのかな。
新たな猫を探すためにドブの網をよじ登り、履いていたズボンを破いてしまった私をみて、母親が付いてきたことがあります。
私は猫が飼えるとと思って、野良猫を見せました
「あんたが餌をやりに来なくなったら、猫たちはどうなるの?かわいそうだからやめなさい。」
以前猫を飼っていた母はそう言って、私がそこに行くのをやめさせました。
夏休みが終わる頃、母親が二日酔いで寝込んだのをみはからって、見に行ったんです。
野良猫たちは相変わらずあのおばちゃんの家でご飯をもらっていましたが、カタだけはどこにもいなくて。私が餌やりに来なかったから、カタは死んでしまったんだとずいぶん落ち込みました
大人になった今、知識がついて
野良猫に餌をやること、去勢避妊の面倒を見ることなどに対して自分なりの意見を持っています。
人間もそうですが猫って、それぞれにかわいいところがありますよね。
威嚇するのは怖いから、懐くまで待てば唯一無二の相方となります。可愛い可愛くないは見た目で決まるものではないです。
そういう本質的な部分で猫を愛してくれる人、気まぐれだったりブームだったりで猫を求める人。
猫神様は見てますよ。うんうん。
そんなことを思い出す夏の暑さだなぁと考えていました。
ねえ、ウルさん




















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