うちの二匹のキジトラシスターズのちょっと不思議な行動です。
もし彼女達が人間の子供だったらなんの不思議もないんですけど...
夜、私は寝室で旦那とちょっと口論しました。
もう遅かったので、結論は出ずにとりあえず納得いかないまま寝る事にしました。
電気を消してしばらくしたら、寝室の前で長女のミュウがおもちゃを転がしながら、いつになく、「にゃおわ~~ん、んごにゃ~ん」と切なげに激しく鳴いていました。
うるさいと旦那が怒る。あと、鳴き方が尋常じゃなかったので、どっか痛いのか?爪をおもちゃに挟んでしまったのか?と心配になって見に行きました。
「ミュウちゃん、どうしたの?」
ミュウはなんともありません。私の顔をじーっとみあげ、ささっとリビングへ歩いていきました。

私も眠れそうになかったのでちょうどいいやと思ってリビングへ行ってテレビを付けると、私の好きなドラマの深夜の再放送が始まろうとしていました。
「ははぁ、ミュウちゃんはこれを教えてくれたのかな?気晴らしにテレビでもみろってことかな?」
まぁ、そんなことはないでしょうけど...
ドラマが終わって一時間。
そろそろ寝なきゃと思って寝室に戻り眠ろうとしても気分がめいって寝付けません。
しばらくごろごろしていると、どすんと足下に何か重い物が乗っかって来ました。
「この重さはムニー?」
彼女はベッドの上に乗ると旦那に怒られるのを知っているので、旦那が居る時は絶対乗って来ないのに、どうした事かこの日は乗って来ました。
そして私の体の上をのしのし歩き出しました。
そして驚いた事に、私の体の上から旦那の方に前足をのばして旦那の背中をふみふみマッサージし始めたのです。
ムーニちゃん、お父さんにバレたら怒られるよーっと私の方がひやひやしました。
旦那は起きませんでしたが、うざそうに寝返りうちました。
するとすかさず、ムーニーは私と旦那の間にできた隙間にはまり込み、そこで寝ようとしました。
「ムーニーはお父さん子だからお父さんに引っ付きたいんだなぁ」
と思っていると今度は私の胸の上に移動しました。
もう、ムニの顔が私の目の前にあります。
するとまた不思議なのことに、私の顔をじーーっと凝視したまま固まっていました。
ずいぶん長い間、目をぱっちり見開いて至近距離でじーっと私の顔を見ていました。
この子は何がしたいんだろ?
クビを掻いてあげるとクビをくねらせて目をつぶって寝る体制になりました。
私はなんとなく思いました。
この子達は心配してるじゃないだろうか?
お父さん、お母さん、仲良くしてーって言ってるんじゃないか?
確かに猫達は敏感です。
私が風邪をひいて臥せっているときも、いつもはリビングで籠の中やソファーでくつろいでいるのにベッドの上で私のそばにずっとくっ付いていました。
以前、旦那と喧嘩した時も娘達は落ち込んでる私の周りをぐるぐる回って足下に座ってみたり、なんとも落ち着かない様子でした。

しばらくして、ミュウが一声「みゃお~ん」と鳴く声がして、呼ばれるようにムニはミュウのところへ行ってしまいました。
娘達はどれくらい私達の心情を理解しているかは皆無ですが、ただならぬ雰囲気をかぎつけて「なんとかしなきゃ」とは思うみたいですね。
人間の子供だったら「お母さん、どうしたの?」と言って慰めてくれたりするところをしゃべれない彼女達の背一杯の思い?を感じた夜でした...



















0
最近のコメント