最近は保護団体を中心に完全室内飼いは必須であり、当然であるかのような常識がはびこっています。でもこれはいつの頃からか始まった一種の洗脳であると思います。人間にとって都合のいいエゴです。猫を外に出そうもんならそれは昭和の飼い方で野蛮であるかのような言われようです。だいたい猫に関わる人のほとんどが昭和生まれのくせに。(笑)
私はこの問題の本質は、人間にとって都合の良い「完全室内飼い」という飼い方を広く周知徹底し常識のようにしてしまい、猫を死ぬまで家に閉じ込めることを、まるであたかも善であるかのように装おうとしていることにあると思います。「赤信号みんなで渡れば怖くない」のあれです。飼い主がみんなでやればそれは善のようになってしまう。その先はあまり深く考えない。人間にとって便利だから。
外に出すことも出さないことにも両方にメリットデメリットあると言われるでしょうが、その言い草こそ人間のエゴだと思います。猫はその本能から外に出たいに決まってますから。そんなことない、うちの猫は外に出たがらないとかいう人もいるかもしれませんが、もしそれが本当ならそれこそうまく飼い殺しているのでしょう。
私がもし猫の立場で「お前はこの家から一生出られず、食べ物も与えられるものしか食べられない」となったらおそらく発狂するでしょう。