これは、大の猫嫌いだった中年オヤジのゲンさんがひょんな事から二匹の猫を世話することになり、しだいに猫好きへと変貌していく様を書いた実話だよ。

ゲンさんの心配事。それはね病院の診察料なのさ。
ゲンさんは僕たちに掛かる費用は全てお小遣いの中でやり繰りしようと決めていたんだね。
だって僕たちにお金が掛かって家計を圧迫すれば、おのずと僕たちのところに非難が集まる事になるでしょう。だから少ないお小遣いを節約して餌代にしてたんだ。
もともとお金の掛からない人なんだけど。ギャンブルはせず、飲みには行かず、お昼は愛妻弁当。当時唯一の楽しみだったお昼に飲んでいたコーヒーを止めて豆代を僕たちの餌代に回したんだ。
だからね心配になったんだよ。動物病院なんて今まで全く縁が無かったからね。それに動物病院は高い高いって聞いていたもんだからどれ程高いかってね。全く見当が付かなくてね。
そこでまたまたネットで調べてみたんだ。でもね動物の診察は保険がないから公定の価格が無いってことなんだ。
結局ゲンさんは見つけられなかったんだよ。大体の目安でもほしかったところなんだけどね。電話して聞きゃ良いのに。
そこで恐る恐るそのまま病院へ行くことになるんだけどね。
何千円かかるのかな。一万円もするのかな。二匹いれば二倍かかるのかな。でも割引あるよね。なんて色々考えていたよ。表にも診察料いくらなんて書いてないでしょう。
美容院のようにカット代6,000円とか書いてあれば安心するんだけど。
そして、結局は。
初診料600円と検査代、それに薬代で二匹あわせて5千円でおつりがきたと思うよ。
これを高いと思うか、意外と安いと思うかは動物に対する愛情で違うと思うけどね。
ゲンさんの感想は。う~ん、妥当な線かって言っていたよ。
うまく逃げたもんだ。
さて、こんな初めての病院での騒動はまた次回。
お楽しみに。
※僕たちの近況

シャンプーで綺麗になったかチャックしてました。
byホワイト



















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