これは、大の猫嫌いだった中年オヤジのゲンさんがひょんな事から二匹の猫を世話することになり、しだいに猫好きへと変貌していく様を書いた実話だよ。

公園でバッタさんに会った僕たち。どうしたと思う。
結果が見えているよね。思いっきり追い掛け回して捕まえたんだ。
そして、そのまま食べちゃったんだ。
これにはさすがにゲンさんも驚いていたよ。生きたまま食べたって。焼いて食べる人もいないと思うけど。
まあ、人間で言う踊り喰いでしょう。そんなに驚くこともないと思うけど、ゲンさんたち気持ち悪がってね。また、寄生虫が出るかもしれないぞって。
実はこの時、公園にお散歩を兼ねて年賀状用に写真を撮る予定だったのさ。
ところがこんな事ばっかりしているからなかなか撮影できなくてね、ゲンさん困っていたよ。
並んで撮影しようとすると、せっかく僕がカメラの方見ているのにチップ君が向こう向いていたり。何処かへいこうとしたり。一向に撮影が進まないんだよね。
おまけに旧式のデジカメだから電池が切れるのが早くてね、ゲンさんも半分諦めかけてた時、僕たち二匹が何かに気を取られている隙に写すことが出来たみたいだよ。
よかったねゲンさん。どうにか撮影できて。
初めてのペットの年賀状だもん、ゲンさんも張り切っていたと思うよ。
楽しみだね。お正月が。
でもね、この写真が日の目を見ないことになるんだ。それはまだ先のお話。
まだまだお正月には早い十月の事でした。
では、また次回。
お楽しみに。
※僕たちの近況

これはその時のベンチでの様子だよ。
byホワイト



















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