これは、大の猫嫌いだった中年オヤジのゲンさんがひょんな事から二匹の猫を世話することになり、しだいに猫好きへと変貌していく様を書いた実話だよ。

ここまで来るのが長かったよね。
でもね、仕方ないでしょう。あれほど猫嫌いだったんだから。
それが僕たちをお部屋に入れてくれるんだから。
もう季節は11月になっていたと思うよ。日中は暖かな日差しも、夜はさすがに寒くなっていた頃だよ。
僕たちのシャンプーが終わってお部屋に行くと綺麗に整理してあってね、新しいトイレも置いてあったよ。お外で使っていたものではなく、ちゃんとした檜のチップで一週間取替えいらずってやつさ。でねベットの代わりに古くなったタオルケットなんか用意してあってね、感激したよ。
やっぱりお部屋は暖かくて気持ちいいよね。天気がいい日でね、11月だけど窓際はポカポカ陽気さ。シャンプー後の毛づくろいをするには出窓が最高さ。
僕たち二匹で一緒に毛づくろいを始めたよ。ドライヤーで乾かしてもらっていたけど完全じゃないし、やっぱり自分でしとかなきゃ納得いかないでしょう。だから盛んに舐め舐めしたよ。その後は疲れてお休みタイム。
そっと様子を見に来たゲンさん。お部屋の中に充満するシャンプーの香りに満足してたよ。
そして僕の体にスリスリ顔を近づけて来たんだ。
おーフサフサだってね。そんなゲンさんの顔も穏やかに見えたよ。
有り難うゲンさん、とっても気持ちよく過ごせるよ。
こうしてついに入室を果たした僕たち、お部屋での様子はどうなんだろうね。
それはまた次回。
お楽しみに。
※僕たちの近況

お部屋での僕たちの様子、何してるのかなって?
ゲンさんにこんな事されて遊ばれています。
byホワイト



















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