これは、大の猫嫌いだった中年オヤジのゲンさんがひょんな事から二匹の猫を世話することになり、しだいに猫好きへと変貌していく様を書いた実話だよ。

さて、猫の事を色々勉強したゲンさん、猫は猫草を食べさせたほうが良いという事を知ったんだ。そこで早速、猫草栽培に取り掛かったんだよ。天気がよければ成長も早くてね伸びきったところで僕たちに与えてくれたんだ。
もちろん興味津々喜んで食べたよ。もちろんゲンさんも喜んでいたよ僕たちが良く食べるから。
それから数日が過ぎた時、異変は起きたんだよ。
ゲンさんが帰って来たら、僕たちの部屋の真ん中に得体のしれない変な物体が横たわっていたんだ。
一度寄生虫で恐怖を味わっているゲンさんだったから、また新たな虫かって恐怖を味わったよ。
「いったいなんだこれは。下痢便のようでもあるが形はしっかりしているしかなり太い。しかし結構水分を含んでいる。少なくとも動く気配は無いので寄生虫の類ではないようだ。」ってね。
色はベージュぽいような黒いような。恐る恐る近付いて良く観察してみると、毛のようなものがはみ出していたんだ。そこではっと気付いたよ。
これが毛玉か。
毛玉っていうからもっと丸まっているものとばかり思っていたら、筒状になって出てくるんだね。新しい発見だったよ。
すぐに処理してもらったけど始めて見た人はビックリするみたいだね。猫の毛玉。
でも真相は闇の中さ。あれが本当に毛玉だったかどうか。ゲンさんは毛玉と信じているけど・・・。
さてさて、僕たちのお世話をお小遣いの中でやり繰りしているゲンさん。意外と餌代も掛かるもんなんだよ。それについてはまた次回。
お楽しみに。
※僕たちの近況

野良時代の苦労を感じさせない、こんなに穏やかな寝顔のチップ君です。
byホワイト



















0
最近のコメント