これは、大の猫嫌いだった中年オヤジのゲンさんがひょんな事から二匹の猫を世話することになり、しだいに猫好きへと変貌していく様を書いた実話だよ。

さあ、いよいよ去勢することになった僕たち。
手術の前の日、ゲンさんの様子がいつもと違うんだ。
いつもは帰って来たらすぐに僕たちのところへやってきて餌をくれるのに、その日はなかなかくれないんだよ。
だから僕もチップ君もいつも以上にスリスリしておなかすいたよって言ったんだ。
でもね、ゲンさんくれないんだよ。どうしてもくれないんだよ。
僕たち何か悪いことしたのかなって考えたよ。それともゲンさんお小遣い使い込んで餌代が無くなったのかなとか・・・。
でも、慌てているような様子もないし、怒ってもいないようだし、どうしたんだろう。
そのうち一番下のお姉ちゃんもやってきて僕たちと遊んでくれたんだ。
ゲンさんも優しい目付きだったし、これは何か理由があるんだって思ったよ。
でもね結局その日はご飯もらえなかったんだ。
僕たちも仕方ないからおなか減らして寝たよ。
そして、手術を受ける日がやってきたよ。
朝から昨日の分もいっぱい食べようと思っていたらゲンさん餌もくれずに僕たちを病院へ連れて行ったんだ。
それで僕も分かったよ。
手術を受けるから食べちゃいけないんだってね。
そうだよねそんなに意地悪するようなゲンさんじゃないもんね。
そしてぼくたち二匹は病院に預けられたんだ。
それについてはまた次回。
お楽しみに。
※僕たちの近況

これは手術前の頃の写真だよ。デジカメも新しくなって、綺麗に写ってるでしょう。
byホワイト



















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