車を運転するのは好きだけど、
ひとりで買いものに行くときはいつもバイクに乗る。
今日は、嫁の都合が悪く、頼まれた買いものを
久々にひとりで車に乗って出かけた。
その「ひとり」で「車」で「買い物」って状況は、
実に数年ぶりだろう。
2年ほど前なら、こうした状況では必ずウタリさんが助手席にいたからだ。
たいていの猫は車が苦手。
けどウタリさんだけは好きだった。
私たちが出かけるとき、その様子を察して、ひとりでワクワクしてた。
車に乗せると、他の子のように不安な様子は一切なく、
まわりの車を眺めたり、まるで落ち着きのない犬みたい。
ソワソワしてずっと楽しそう。
たぶん、あの関係は真似できないと思う。
だから猫を車で連れまわすのは、個人的には反対だ。
私たちも、ウタリさんだからできた。
他の子たちには、同じことを求めない。
そんなこんなで、久々に、
ウタリさんの思い出を助手席にドライブ。
あなたと同じハチワレ（センター分け）のレプン姐さんは、
あの頃とあまり変わらず、好きに生きてるよ。
けれども、君ほど信頼できる男の子はいないみたいで、
いつもケンカばかりしてる。
君が最後に面倒を見てくれたノンノは、
相変わらず粗相がなおらない(笑)
我が家一番の甘えたで、癇癪もちなところは、
実は君に似たのかもねぇ…
昨年、車を買い替えたから、
君の思い出も、臭いも、ここにはない。
けれども、私の記憶はここにある。
君の感触も、まだしっかり覚えてる。
だから、
君の場所も、あけてある。
助手席に、きっと君。
ぺったん したユーザ
ぺったん
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