昨日のブログは帰宅した15時頃に撮影したものでした。
その後です。トイレに行っている隙に、猫達がいた二階で
とても大きい物音がして何かが倒れる音がしました。
ビックリして二階を確認に行くと何も倒れておらず猫達はしらん顔。
なんだったんだろう?と思いつつ、一階居間と二階を行き来していました。
そして気づきました。グルが階段を上がる時に、どうも足がおかしい。
あがる時に後ろ足一本だけあげきれずに段差にトントンと当たっています。
それに気づいたのは夕方16時頃、そして観察していると
動く度に、2.3歩で片側に少しガクッと倒れそうになる。
けれどすぐに普通に歩いている感じに戻る。けれど数歩で座り込む。
触っても痛がらない熱もなし、肉球も押し返す、けれど違和感。
夕方17時に珍しく早く帰宅した娘にも確認して貰うと
娘「変だ!!これはおかしい病院だ!!」
急遽病院へと行く事になったのが夕方18時。
病院は19時まで、車で30分程度ですが夕方ラッシュでギリギリです。
けれど我が家は急ぐ理由があります。
以前に亡くしたトトのトラウマです。
娘は車内で「トトと一緒だったらどうしよう…同じ後ろ足が変になってるし」
ずっと泣いています。私もそれが一番最悪のパータンでした。
あの時の恐怖が再びやってきました。
私は脳内で考えます。進行が速いとしたら緩和しかないだろう。
けれど突然、トトの時もそうだった。
やっと陰転したグルなのに、またなんでこんな事に…。
病院について閉める寸前で患者は私たちだけで即座に見て頂けました。
恐怖で固まったグルは歩行を一切してくれず、後ろ足の様子をちゃんと確認して貰う事が
できませんでした。
ただ先生が抱き上げて触診では、麻痺も神経も異常はなく押し返してくる。
両足がちゃんと平行に揃って、きちんと反応する。足裏が極端に冷たいわけでもない。
触っても痛がらず、正直、様子見としか言えない。なんともいえない。
もし打ったとしても腰なら膀胱が心配だけど、キャリーでチッチをチビっていたので無問題。
食欲もあり動く、舌も目も貧血という事もない。
現状においての判断はそこまでですと。
娘はそれでも必死にトトの時の話をしていました。
私は必死に説明する娘にフォローを入れる程度で床に座り込むしかできませんでした。
トトの時と同じ初期診断だったからです。恐怖は病院でも仕方ないとはいえ抜けませんでした。
先生は言いました。
トトちゃんと同じ可能性は否定できません。遺伝子的に継ぐと言う事はありますから。
ただ現状で検査をしても数値も異常もでないと思います。
ましてや骨髄となればCTでないと出ませんし、出たとしても手術も不可になると思います。
今は様子見して貰うしかなく、とりあえず24時間は絶対に目を離さない。
それから悪化するようなら即座に来て頂いて、変化なしなら3日程度はそのまま安静です。
骨髄軟化症だった場合は、はっきり言って手の打ちようがありません。
検査も何もせず、様子見という事で痛み止めだけ貰って帰宅しました。
できうる限り上下運動がないように一階にてグルのみ隔離。
そして娘が付き添いました。
私は次の日の仕事を急遽休みを貰いました。
オーナーとは色々とありますが、ペットに関しては同じように亡くした経験があり
話が通じるので、そこに感謝して休みを頂きました。
金曜休みを貰い、そして土曜はもともと休みなので2日間は付き添いできます。
その夜は娘も私もなかなか寝付けない夜となりました。
万が一、骨髄軟化症ならスピードからして急激悪化が必須だからです。
けれど何度も見張っていてはグルは休めない。
私は二階で心配して私に寄り添ってくれる女の子達を撫でながら
必死で大丈夫と言い聞かせたり、もしそうなら、もう検査してもムダ。
延命もムダだから即座に緩和に切り替えないと…とか。
保険入ってるけど、現在の貯金額からして、最初の支払いは全額支払いだから
やはり妹か別の場所で金銭を借りないとダメだな…とか
娘の精神的フォローとか、どうか足を痛めただけでありますようにと、
一時間ごとに目が覚め、冷や汗をかき、そして背筋がずっと寒い状態でした。
はやく朝になって欲しい、そうすれば１２時間は経過する。
その時に悪化具合で軟化症の有無はわかる。
それさえ乗り越えれば、即座にどうという事はない。
本当にそれだけを祈りました。
そして朝を迎えました。
グルは悪化はしていませんでした。
現状維持、そして足の腫れが出たのか、触ると少し嫌がる場所が出ました。
後ろ右足です。痛がるという事は外傷の打ち身である可能性が高いです。
腰が麻痺している様子もなく、一見の歩行の違和感はひどくなっていませんでした。
よく見たら「ん?」という程度。
グル本体は呑気に「おはよーにゃーごはんにゃー」と餌の催促。
缶詰の昨日の残り半分に薬を入れる準備していると、いつもの調子で
二本足でたとうとして「はよはよ」しようとしましたが、足が痛いので3秒で断念。
これ麻痺が進行してて腰きてたらできないので、軟化症は否定です。
ウマウマーとごはんも食べて、三段ラックに少しあぶなっかしくも乗り移り
外の見張りに入りました。
ちょうど外で大きな工事が最近始まりまして、そこが悩みの種。
そして大きな違いで、大丈夫だと確信させてくれたのが女の子達。
トトの時は他の猫達は怯えて近づかず威嚇までした子がいます。
きっと「死」の匂いを感じていたのではないかと思います。
ですが、今回のグルに関しては
大きな音がするまで歩行に支障がなかった気がする(内部異常で突然落ちた可能性は否定できない)
女の子達は今まで通りにグルに近づいている(猫は弱った個体から遠ざかる事が多いです)
先ほどの写真で仲良く見張りの兄と妹。
先生に昨夜
「遺伝子的に可能性はある」
と言われた時に、私は
「二匹も続けて、遺伝子的だとあと二匹も心が無理です」
と初めて弱音を吐いてしまいました。
「遺伝子的に癌になりやすいまでは納得できますが、同じ骨髄にできるという確率は
私はないと思っています」
先生「ですね、できたとしても骨髄の場合は何もできないです。レントゲンにも映らないです」
まだ軟化症の疑いが晴れたというのも素人の私判断です。
そして先生が言っていた腫瘍の確率が残ります。
それが原因だとしたら、悪化して脳か脊髄にできている可能性が高いそうです。
可能性は今の所はなんとも言えない。ともかく様子見で悪化しないか見て初めて診断との事。
そうなったらCTスキャンという選択肢になるが、今のグル君の容態の場合は
かなりの検査順番待ちをして貰う事になると思う(トトは本当に緊急で特別でした)
一番いいのは、ただの捻挫・打ち身。
病院のストレスなのか、片目に結膜炎が出てきたグル君。
本当に病院が嫌いで、それもあり頻繁に通わせる選択肢も減らしたい。
何より猫の運命を尊重する事、病院を嫌がるグルが何を求めるのか?
そこまで考えさせられています。
今の所は一番の山場は超えた感じです(油断はできませんが)
こんな事を書いてるうちにミサイル警報出てました。
東北・北の方たちも怖かっただろうなぁ。
グルに「窓からはなれなよ」と言ったのですがスルー。
グル「俺の運命は俺が決めるにゃ」とﾌﾝｯとされました。
娘のフォローもあり、また台風も来るので、土日の病院は調べてますが
ちょっとでも異変があったらいつでも病院に行けるように待機です。
ただ唯一良かったのは、一階隔離といえども陰転したので他の子も一緒なのと
以前の隔離で一階で全て過ごせるようになっている事ですね。
頼むから大人しく喰って寝て治してね?
もう、あんな思いは沢山だよ。
ぺったん したユーザ
ぺったん
最近のコメント