あっという間だった気がします。
道の隅で、逃げることも出来ずに、
くるくる回っていたキミを、
何も考えずに車に乗せました。
車に乗せても、
全く動じず、おとなしく座っていたね。

キミはもう、
知ってたんだね。
わかってたんだね。
どこに連れて行かれるのか、
僕が誰なのか。
僕は、わからなかったから、
君が、もうダメかもしれないと、
思ってたよ。
生きれたとしても、障害が残るかも。
そうなったとしたら、
一生、うちで面倒みてやろうと
思ってたよ。
元気になったとしたら、里子に、、、
って、考えてたよ。
でも、やっぱりキミは、わかってたんだね。
病院ではあんなに怯えていたのに、

うちへ連れてきたら、
急にゴロゴロ言い出して、、、
ふみふみして、、、

ここが自分の家だって、
わかってたんだね。
ものすごい生命力で、
みるみる元気になって、
いつしか、我が家の暴君になって、
うにさんに、怒られても、怒られても、
ちょっかいだして、、、
元気になったら里子に出そうという気持ちは、
しだいに失せていった。
里子に出したら、きっと後悔すると思った。
ずっと、そばにいてほしいと思うようになった。
暴れ回ってばっか、だったのに、
いつしか、甘えるのも上手になって、、。

きっと、いつしか、
キミも、落ち着いたレディになる。
だから。いまは、
暴君でいいんだよ。
手のかかる、世話のやけるキミを、
大切な思い出として、
心のメモリに、保存してる途中だよ。
これからも、よろしくね。
キミの事、ずっと守っていくから、
ずっと僕のそばにいてね。
4月15日撮影。




















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