結果は何事もなく、まさしく健康優良児とのお墨付きだった。

↑キャリー内の姐さん
病院に向かうハンドルを握りながら私は、
姐さんが狸ってバレたら大変だなぁと。
そんな意識が頭の片隅から離れない。
「KDDGPXさん、レプンちゃん、猫じゃないですよ」
「えっ!?」
「狸ですよ。野生動物の飼育には県知事の許可が必要ですが?」
「え?そうなんですか?」
「許可なき飼育は違法ですよ。今すぐ山に返してください」
そんな風になったらどうしようかと、ふと。
だから病院に行く前には
「そんなんじゃバレますよ姐さん」と、
なぜかしら毛を梳いてあげている(笑)
不安げに鳴く後部座席の彼女の声を聞きながら、
私はいつもヒヤヒヤ(ニヤニヤ)してしまう。



















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