帰り道 - ゴマ子さんの猫日記

帰り道

2018年11月16日(金) 335 / 14

夕方仕事から帰る道の途中の道路の真ん中を車が避けて走行していました。

街頭の灯りで見えた道路の真ん中には猫が横たわっていました。

まだ生後半年にもならない猫でした。

私は家に急いで帰ると、その猫を迎えにいくためにシーツやビニール袋を用意し、家を出ました。

家からわりと近い場所なのでそんなに時間はかかりません。

猫がいた場所に到着し、道路を見たら猫がいませんでした。

猫がいた道路の歩道に数人の人が話ながら立っていました。
私は声をかけずに、近くまでいくと理由がすぐにわかりました。
先ほどの道路にいた猫・・・・・布に包まれた状態で猫が道路の真ん中から歩道へ移動していました。
この方たちが猫を移動させてくれたのでした。

猫の亡骸は、気づいても何もしない、気持ちがあっても何もできないといろんな方がいます。

この方たちは猫が横たわっていた道路の近くに住んでいる方たちのようでした。
おそらくですが、環境事業所に連絡し、迎えにきてくれるのを待っているようでした。

私は猫を自宅へ連れて帰るのをやめました。
先に自分たちの方法で弔ってくださる方がみえたので、お任せしました。

なかなか気持ちよくできることではないと思うので、この方たちの行動には、ありがとうございますと言う気持ちになりました。

小さな命の最後も地域の方で見送れるような世の中になっていけたらなぁ・・・・と思いました。

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