言葉の力 - ゴマ子さんの猫日記

言葉の力

2018年12月12日(水) 380 / 18

私は普段接客の仕事をしていますが、そのせいか気をつけていることがあります。

それはマイナスな言葉を言わないことです。

年の瀬になり、忙しくされることが多いと思います。
普段からイライラした人を見かけるようになってきました。

私が普段人に言わないようにしている言葉は例えば「なんか」や「くせに」と言う言葉。
例をあげますと、「お前なんか」とか、「バイトのくせに」などです。

こういった言葉はマイナスな要素しかないと思っています。
これからスーパーやホームセンターでバイトの店員さんがとくに増えますが、一度見かけたのはスーパーで研修中の名札を付けているレジの人に、５０代ぐらいのご夫婦が手際が悪かったのでしょうが、「お前なんかこの仕事向いてないんだよ！」と言っていました。

お金持ちそうなご夫婦でしたが、意味がないことを言うな・・・・と思いました。

ただでさえ手際が悪く焦っているレジの人に追い詰めることを言ってはさらに効率が悪くなります。
自分の不満を言いたいがために、そんなことも気づかない。
そもそも研修中の名札がついていて、お急ぎの方は他のレジへと書いてあるのに。

相手にとってマイナスな言葉を言うのは、自分の憂さ晴らしの気持ちが強いように思います。

私は人と関わる仕事をしていますが、私の父は自営でした。
そんな父がいつも言っていたのは、「誰かは誰かのお客様。」でした。

病院は患者さんがいて成り立つ、お店は買いに来るお客様がいて成り立つ。
そんなことを頭の片隅にでも置いておいたら、横柄な態度をとろうと思わないはず。

猫の飼い方でもいろんな飼い方があります。
服や首輪をつけるつけない、外に出す出さない・・・・こんな風にいろいろな選択があります。

何をどう選択するかは、飼い主さんが決めることで周りがあれこれ言うのは違う気がします。
いろんなことを思ったとしても、本人が納得していなくては意味がありません。

先日こんなことがありました。

ホームセンターに行ったとき、８０代ぐらいの男性が若い店員さんに猫のご飯のことなどを聞いていました。
私はたまたま自分の猫のご飯の買い物があり、側にいました。
どうやら店員さんも猫を飼っていないようで、男性も初めての猫のよう。

私は余計なことかと思いましたが、声をかけました。
お話を伺うと庭に子猫が迷いこんできて、飼うつもりがなくどうしようと思っていたら孫が飼いたいと言い始め、学校に行っている間に子猫のご飯を買ってきてと頼まれた。
だけど種類が多くてわからないと言うことでした。

私は子猫の状態なども伺いましたが、子猫ならこういったご飯になること、缶をあげるならこれだけ種類があることなど説明して別れました。
ある程度の予算などありますから、特定の商品を勧めることはしませんでした。
病院で一応診ていただくと安心ですねとは言いました。

押し付けになることをしても、飼うのはこの男性家族。私ではないので言えること言えないことがあります。
しかし、迷惑がられなくて良かったと思いました。

言葉は使い方次第で相手に与える印象が違ってきます。
これからも気をつけなければと思っています。

58 ぺったん