2匹いる猫のうち、1歳の子が犬と仲よかったそうで、その子の変わらない元気の良さに随分と慰めてもらったそう。
「まだそんな気にはならないけど、もう1匹猫を飼ってもいいかなぁって思うの」
そう話す。
すると、そばにいた別の女性が言う。
「そうね、縁があるといいね。
だけど、私達の年代だと子猫よりもある程度、歳がいってる保護猫を飼う方が良いかもね。
ほら、猫だって20年生きるでしょ。
その頃の私達が元気にお世話できるか、わからないじゃない?」
おお〜、ネコジ以外で、リアルにこう言う言葉を聞くのは初めてだよ。
良い人だねぇ。
そんな話を聞いているゾッチャ。
初対面の人達なので、様子を見つつ相づちをうっていた。
他の人がスマホのネコ写真を見せ始める。
みんな、猫飼いさん?
うちの子の可愛さを見せたいのは一緒だね。
猫の医療費がかなりかかるだとか、保険は入ってないけど、どうなの?とか。
そうこうしているうちに、こっちにも話が振られてきた。
ついうっかり、白がなかなか帰ってこないって口走っちゃった。
「外に出してるの?病気とか心配じゃない?
鳥とか取ってきちゃうんじゃない?」
そこでまた正直に、ワクチンはしてるけど喧嘩っぱやいとか、スズメやネズミを取ってくるって言ってしまった。
「えーっ⁉︎ネズミ?へんな病気とか持ってるんじゃない?
気をつけないと。
最近は猫さらいとか、虐待されたりってこともあるし。」
うーん、そうだよね。
お孫ちゃんがいるような世代でも、こういう反応が普通になりつつあるよね。
皆さん、町は違うみたいだけど同じ地区の公民館を利用している。
ついうっかり、初対面の人に正直な話をしてしまって、完全に非常識な人になってしまった。
はあーーーー。

事実だから反論のしようもない。
気分も気持ちも、ふぅも、たれおちる(´-ω-`)
猫さらいとか、虐待とか、もっと身近な所ではよそ様にご飯をもらってるとか、心配事、悩み事は尽きないんだ。
外に出してるんだから解決するはずないじゃないの、そうは言ってもねぇ。
他の人には簡単に解決できる方法を、出来ないんだよね。
わかってるんだよ。
なんで?どうして?
そう聞かれても。
話せば長い、とても全部話してわかってもらうことはできそうもない。
だから、リアルで猫話は難しい。
リア友って昔からの友達しかいないんだよね。
しかも最近になって会える機会ができた程度。
6年前か・・・。
そう6年前から始まったんだよね。
6年前の今日、塾のお迎えから帰ってきた時に、真っ暗な庭にいたんだよ。
にゃ〜あ、にゃ〜あ。
キジトラの猫が。
それからは生活が全く変わったな。
毎日が楽しくなったよ。

ニャアが子猫を産んで、うちは賑やかになった。
寝顔を見るだけで元気になれた。
夕食のオカズをテーブルに乗せようとお皿を手に取った時、サッと飛び上がりつつ、爪を引っ掛けて空中に飛ばしながら、口にくわえた伝説のチキンソテー。

ニャアがどうしても食べてみたかった、あのチキンソテーを焼いてみたよ。
ニャアはウインナーとか唐揚げとか卵焼きとか、お弁当に入っているようなものを欲しがったね。
白とトラはニャアの子だけど、カリカリとかクリチューとか、ちゅ〜るとか、猫用ご飯以外は欲しがらないよ。

ニャアに狩を教えてもらったスズメやネズミは今だに食べるけどね。
ニャアが居なくなって、寂しさをうめるためなのか、猫が増えたよ。
気がついたら2匹もね。
当の本ニャンはそんな事気にせず、マイペース。

それが猫ってもんだね。
人は人、チーはチー。
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