私はミュージシャンになりたい!などとのたまっておりました。
それが大学生~25歳くらいの頃。
卒業して就職した会社を、「あっ!」という間にやめた私は、
「プロになる!」という言葉を隠れ蓑にして、
「夢追いかけてる俺」像に溺れ、何もできない自分を隠していたわけです(笑)
それでも楽器は好きでした。
しばらくギターも弾いてなかったのですが、
昨年妻がウクレレを買ったのをキッカケに、
また弾いてみたいなと思い立ち、棒ECサイトで「評判のいい激安ギター」を購入しました。
20年前なら、いくら安くても2万円くらいはした電気ギターが、
いまや7千円くらいから買えることに吃驚。
私が買ったのは、長野にあるバッカスという会社のものですが、
1.5万円(送込)で、こんなに弾きやすいものが手に入るとは…
今の子たちは恵まれてるなぁと思いました。

バッカスのムスタング風モデル(手前のもの)です。
実に23年ぶりのギター追加。
ムスタングと言いつつ、かなりサイクロン寄りのモデルです。
ピックアップの問題も大きいでしょうが、ムスタングのローファイな音を想像すると、
意外と野太い音で、エフェクトかけないとクリーントーンも穏やかではない…
それでも家でのスキマ時間に2~30分程度、サラっと弾くには十分。
多くの曲は忘れてしまいましたが、
適当にリフを指で追っていると、自然に繋がっていくこともあります。
実は音楽(バンド)をやめたとき、
どうやって生きて行こうかなどと、曲がりなりにも悩みました。
けれどもあの時、やめて良かったのだと思います。
ギターを抱える私より、姐さんを抱える今の私のほうが、
私らしいと思うので。
その先の未来に、姐さんがいたほうが、私には正解なんです。
手放すから、手に入れられる。
何か欲しいなら、何かを差し出さねばならない。
それが世界の法則だって気づいたけど、
それなら猶更もう、
私に差し出すものはない。




















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