夜勤明けの景色。

ほんの10日ほど前はこれだけ明るかったのですが、今はもう薄暗い。真っ暗になるのも、時間の問題でしょう。
私の勤務は最初の予定では10月から交代制ということでしたが、そのまま夜勤を継続することになりました。

数日前は今シーズン初めて朝の気温が10度を割りました。
冬用の猫ベッドはもう出しましたが、まだペットヒーターは入れておらず、ブッコも寒かったようです。
いつもの「ただいまー」「おかえりニャン」のモフモフの儀式のあと、ちょこん、と私の膝の上に手を置くブッコさん。
あ、これは抱っこしたいんだな、と胡坐をかいてみると、するするっと膝の上に座ってくれました。
そして私の膝の上で、くるりとポジションを変え、またポジションを変え。
これを何度か繰り返した後、なでなでしていた私の腕に軽く猫パンチ。なでなでをやめた私の腕を枕にして、眠ってしまいました。
ブッコはなぜか人の布団に潜るのは好きではないので、今シーズンいちばんの冷え込みで眠れなかったのでしょうね。
そういうわけで、猫ベッドになった私。
しばらくの間は幸せな気分でいましたが、だんだん、だんだん、足が痛くなってきます。でもブッコさんは起きる気配がありません。
猫好きで知られる作家H.P.ラヴクラフトは、膝の上で眠る仔猫を起こすのに忍びなくて一晩椅子に座ったまま過ごした、という逸話がありますが、とても私にはできそうにありません。
いや、ラヴクラフト先生のは仔猫だ、こっちはもう5.6キロの大猫だし。
などと考えながら、いましばらくすれば家族も起きてくる、そうすればブッコも目を覚ますだろうし、ヒーターをつけてもらえば(ヒーターに手が届かない位置で座っていました)ブッコもそっちへ行くだろう、ともうしばらくの辛抱、と耐えていましたが、こんな日に限っていつまでも誰も起きてこないのです。
「あー、寝坊したー」と言いながら母が起きてきたのは約1時間後。
「ああ、ブッコ寝てるの?あらー、可愛いね」とブッコをなでなでしようとした母に、「まずヒーターつけて。足痛いの」とお願いして、ようやく私の猫ベッドの時間は終わりました。
猫ベッドさん、いつもこんなにブッコさんを支えてくれて、ありがとうね、と猫ベッドに感謝の気持ちを抱きました。
秋バラに霜がついていました。秋のバラは色が濃くてきれいです。

食欲の秋、「ご飯、まだぁ?」なブッコさん。




















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