ボクはクロノス、アメショの男の子。
おとといの続きのお話をするね。
キャリーバッグに入れられたボクはタクシーに乗って親父さんのお家に行ったんだ。
お店から出られてうれしいのが半分、これからボクはどうなっちゃうんだろうって不安が半分だったよ。
親父さんのお家についてキャリーバッグの扉が開いたんだけどさ、ボクはすぐには外に出られなかったんだ。
なんか、怖かったのさ。
親父さんも、そんなボクを無理には出さなかった。
優しい人なんだなって、ボクにはすぐ分かったよ。
そしたらね、親父さんはすぐにケージを組み立て始めたのさ。
出来上がったケージを見てボクは思ったよ。
あー、またボクはこの狭いケージで暮らすんだなって。
これじゃあ、今までと何も変わらないじゃないか！
夜になって、親父さんがお二階のお部屋に上がっちゃったんだよ。
ボクは一人ぼっちのケージの中で、寂しくってさ、ニャアニャア泣いちゃったんだ。
親父さんも本当はボクと一緒に寝たかったんだよね。
最初の夜からボクはケージから出されて、晴れて自由の身になったんだ。
だって考えても見てよ、ボクはもう6か月のお兄さんなんだから。
親父さん、すぐにケージを処分しちゃったんだよ。
その日からぼくは自由に親父さんちを探検したんだ。
毎日がわくわくの連続だった。
親父さんとのお約束は、キッチンと脱衣所、お風呂は立ち入り禁止。
そのほかはどこでも自由なのさ。
今までのペットショップの生活とは大違い。
思いっきり走ったり、ジャンプしたり、かくれんぼもいっぱいしたんだ。
親父さんは、それからたくさんネコの勉強をしたんだよ。
いっぱい本とか雑誌を買い始めて、ネコのこと一生懸命に勉強したのさ。
ボクも、親父さんのこと、いっぱい知ろうとしたんだ。
どうしたら親父さんが喜んでくれるんだろうってね。
そこで編み出したボクのワザがこれ。
首を少し左に傾(かし)げるのさ。
親父さん、カワイイ、カワイイって、ものすごく喜んでくれた。
クリスマスが終わって、すぐに親父さんは冬休みになったよ。
そう、この冬休みで、ボクと親父さんはもっともっと仲良しになれたんだ。
※ この日記はおととい、11月27日の日記の続きです。😎😸😸
ぺったん したユーザ
ぺったん
最近のコメント