２３８匹多頭飼育崩壊で思うこと

2020年5月22日(金) 524 / 14

先日、北海道の２３８匹多頭飼育崩壊のニュースを知りました。

私は自分も３０匹を超える猫と暮らしているので、みなさんより多頭飼育崩壊を身近に感じているのかもしれません。

こんなに増える前に避妊や去勢をなぜしなかったのか？

保健所や愛護団体さんになぜ相談しなかったのか？

きっといろんな意見をみなさんお持ちだと思うのです。

人に迷惑をかけたくない、人に怒られたり責められたくない・・・・・そんな気持ちも今回の飼い主さんたちは持っていたのかもしれません。

私は自分も多頭飼育崩壊予備軍だと考えてますし、崩壊してはならない！と今は強く思っています。

でもその気持ちを何十年と持続するのは簡単ではなく、何かがキッカケで持続することができなくなるのかもなぁとも考えています。

今は猫のトイレ使ってあるから取らないと！とか、水にほこりが入ったから替えようとか、ご飯がないから足しておこうとか考えたり気づけば行動したりできます。

だけど、もし自分の中でまぁいいか・・・・とか、これぐらい・・・・とか考えはじめてしまったら危ないなぁと思うのです。

緊張の糸が切れるとは違うかもしれないですが、もう無理だ・・・・とか、今のままでもいいじゃんとか、自分が猫に対して気持ちが変わるかもしれない怖さはあるのです。

避妊しないから増えるんだよとか、去勢しないから・・・・とか思う方もおみえだと思いますし、自分も今の自分は避妊去勢しない事は考えられない。

お金が追いつかなくなってきたら、そこから猫を増やすことはやめた方がいいと私は考えています。

そこが飼育の限界の一つの目安かなぁと思うのです。

食べさせたり、治療をしたり、日常生活を問題なくおくるためには、お金が必要です。

治療が必要な子や避妊去勢にかかる費用は、数が増えればその金額も増えます。

当たり前なことかもしれないですが、やれてるうちはまだ大丈夫と感じ、へんに安心感があるのかもしれません。

私はお金に余裕のない飼い主ですが、今の所人様に迷惑をかけず猫たちと暮らせています。

自分がどういう状況なのか？を自分で判断できないと危ないとも思っています。

私が我が家の猫たちのご飯や猫の日用品など見切り品やセール品を買ってます！と書くのも、自分のできること、できてることをちゃんと自分が理解するためもあるかもしれません。

もちろん、全国的に起こっている多頭飼育崩壊の飼い主さんを庇うわけではありません。
我が家にも飼い主さんが飼えなくなった子たちがたくさんいます。

どの子も希望もない目をして我が家へやってきました。

そんな目の猫にした飼い主さんには憤りも感じましたが、猫を手放してくれた事には感謝しています。

多頭飼育崩壊は、したくてする人はいないと思います。

でも、もし起こしてしまったら・・・・起こしそうになったら・・・・誰かに丸投げするのではなく、猫のこれからをちゃんと自分で考えてほしいなぁと思います。

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