猫の気持ち 飼い主の気持ち

猫の気持ち　　飼い主の気持ち

2020年6月10日(水)

稲荷

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６月1日から、私は毎日猫を病院へ連れて行っています。

正確には休診日以外の日ですが。

毎日病院へ連れて行ってる猫は、稲荷と言う猫です。

前より肉球の色が白くなり、貧血が進んできてるなぁと思い、稲荷をなんとか捕まえて、診察をしてもらいました。

稲荷は病院が嫌いです。他人も嫌いです。

そんな稲荷をネットに入れて病院へ連れて行きます。

病院に着く頃には漏らしています。

稲荷は診察台でも漏らしますし、威嚇もすごいです。

診察と血液検査の結果、重度の貧血。

その日から毎日ステロイドの注射を打っています。

錠剤のステロイドを飲んでくれたら、毎日病院に行かなくてもいいし、薬の方が注射を打つより費用もかなり安いです。

何日か注射を打ち、また血液検査。

改善は見られませんでした。

貧血の原因を探るべく、先日骨髄検査をしました。

まだ検査結果は出ていません。

稲荷はステロイド注射のおかげで、今はまだ多少は食べていますが、だいぶ痩せて、体もしんどそう。

毎日稲荷のためと思いながら病院へ通う日々・・・・でもきっと、稲荷は行きたくない。

連れて行かれるから、仕方なく病院へ行ってるだけ。

そんな稲荷の気持ちもわかるのです。

もうすぐ、骨髄検査の結果が出ます。

なにが原因で、貧血なのか・・・

どんな治療ができるのか・・・

私は飼い主として、何がしてあげれるのか・・・

毎日毎日、稲荷がどうしたいのか？考えてます。

稲荷の命が長くなくても、稲荷は自分らしく生きたいと願うのではないだろうか？

私が飼い主としてできること。

それは稲荷が生きたいように生きることの手助けぐらいでしょう。

私や主人の為に、稲荷は生きているわけではないから。

1番辛いのは稲荷自身。

それを忘れないようにしないと、稲荷の気持ちを尊重するのを忘れてしまう。

私にとって、猫を看取ると言うのは、その猫が悔いなく命を全うできるほんの少しのお手伝い。

みんな悔いなく逝けたかはわからないけど・・・・

稲荷にはまだまだ生きてほしい。

でもそんな飼い主の気持ちより、生きたいと稲荷が思う方が何倍も大事な気持ち。

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