春に産まれた子猫たちが、
そろそろ活発に動き出すようになった。
この時期になると、
この時期にしか訪ねて来ない方がいる。
そしてみんな同じ話をする。
「子猫が産まれたから、何とか助けてくれないか?」と。
本日はこう。
相談者の近所に餌やりさんがいて、
その1匹が子猫を4匹産んだ。
で、その子たちがアチコチうろうろしはじめ、
近所に迷惑をかけるように…
で、
近所示し合わせて餌やりさんに注意しにいったところ
「うちで飼ってるわけじゃないから、もうゴハンはあげません」と。
けれども猫たちは、そこから離れず、
日々衰弱している。可哀そうで見てられない。
…何とかならないか?と。

「ホントに可哀そうだと思うなら、まず自分たちで保護してください」
「そのうえで、里親様募集ならお手伝いします」
そう答えた。
話を聞いて、気持ちが揺らがないはずはない。
けれども、彼女は、そんな計算高さを持っているのを、
臆病な私はよく理解している。
だからきっぱり「うちでは保護できません」と断った。
私なりの精一杯の誠意だ。
今まで3回、そのひとから「相談」を持ちかけられ、
どれも同じような話。
そして、これ以外で私のジンセイに彼女との接点はない。
だいいち、
姐さんが棄てられたときも、この人は、
棄てられることを知っていながら、その場にいて何もしなかったのだ。
「いや~棄てると思ったのよ」と言い捨てて、
姐さんを一瞥した、あのときのセリフを忘れていない。
この時期だけ、電話してくるひともいる。
みんな一度は「次はこうならないように…」と注意した方だ。
モヤモヤするので、受けないことにしている。



















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