
我が家のラスボスことレプン姐さん。
出会った当初、私は彼女を「かなり不細工な子」だと思っていた。
その頃はウタリさん、ピリカ・キムン兄弟と玉のような猫揃いで、
姐さんのように、特徴的な髭模様のある子がいなかったせいもある。
そんな私が、
今や「宇宙イチ可愛い狸」と絶賛するほど、
その評価が変わってしまっている。
私のジンセイの宝だ。
これがナゼかは自分でも不思議に感じている。

HLA遺伝子というものがある。
生物の免疫システムに強く機能するもので、
これが十分な多様性を保つことで「健康で病気に強い生物」として成長する。
つまり種の保存という遺伝子の使命を全うするわけだ。
多様性を保つ、とは遺伝子配列が変化に富むということ。
これが我々の感覚とどう関係するかと言えば、フェロモンである。
つまり「いい臭い」と感じる異性は、自分とは違う遺伝子配列を持ち、
「いやな臭い」と感じる異性は、自分と似た遺伝子配列を持つ。
つまりフェロモンをかぎ分けることで、種の保存がしやすい相手を選別している、
と言われる。
もともと姐さんのことが好きではなかった私が、
好きになったことは、つまり
遺伝子レベルでの組み換えが起こったせいかもしれない。
川本真琴さん曰く「ダイキライ(D)なのに(N)愛してる(A)」
状態に陥ったワケだ(笑)
イエ猫族はその名前の示す通り、ニンゲン社会に寄り添ってでなければ、
繁栄できなかった種族でもある。
時代時代に応じたニンゲンの「カワイイ!」を更新し続け、
生き抜いてきたその寵愛のヒミツは、実のところ良く分かっていない。
私は、連中がニンゲンの遺伝子組み換えを行うと仮定した。

様々な想像を妄想しながら、
毎日を猫や狸や犬と楽しく生きてる。
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