元気とは実は「一見」と枕詞がつく。
実は彼女の腎数値は悪化しているからだ。

4月頃のBUN140↑ほどはさすがにないとしても、
一時期50台まで下がったBUNは、現在90弱まで上昇し、
それに伴い、様々な数値も上昇した。
そうは言っても、ふだんの行動は「いつも通り」である。
何も言われなければ彼女の腎不全なんて誰も気づかない。
点滴で血液が薄まって貧血体質になってるはずなんだけど、
とんでもなく高いところにジャンプして登ったり、
私の肩を使って降りてきたりもする。
昨日、妻と一緒にノンノを連れて病院へ行った。
診察台に彼女を載せると、途端に私のほうへ逃げてくる。
私の胸もとにたっちしながら、ちょっと困った顔してる。
個室で食べる彼女のゴハン。
変わらず、私たちニンゲンがそばにいると、がぜん食べ始める。
彼女を撫でながら食べさせる。ときどきよそ見をしてると、
「もっと集中して!」と抗議の視線を送って、食べるのも止める。
「ゴメンよ」と謝って撫でつけると、満足したのか、また食べ始める。
夜は点滴。
毎日の日課で、彼女にとってもストレスだと思うけど、
終わってすぐにでも、私のベッドにちょこんと乗ってる。
…俺の娘がこんなに可愛いわけがない(笑)

猫なんてもう、30年近くも前から触れているんだけど、こんなにこんなに可愛いもんだっけ?
胸を突き、息が詰まるような愛しい思い。
私はこれからも、ずっと忘れることはできないだろう。
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