5年が経ちました。5年、感慨深いですね。

これは家に来た翌日の写真。
ちょっと、「にゃんだよ、オマエ!」みたいな顔をしていますね。

10日後。少し表情が柔らかくなって来ました。
ヒビリで人見知りで、シャーをしたり猫パンチをしたりはなかったけれど、体を撫でても決してゴロゴロは言わなかったブッコさんでした。ゴロゴロは言わず、ただスッと体を引いて人の手から逃げる、そんな猫でした。でも私のことはすぐ給餌係と認識したのか、夕方ごはんの時間が近づくと、なんだかそわそわしながら私の事を見ていましたね。
最初はケージの中での生活。
少し慣れてから、時間を決めてケージから出していました。去勢をしていなかったから、何度かオシッコをかけられましたね~Σ(ノд<)
去勢手術の時の血液検査で、猫エイズと猫白血病が陽性と判明。ショックでしたね。
ブッコさんは当時推定で3歳。最低でも10年は一緒にいられると思って迎えたのに、まさかダブルキャリアだなんて。
いつ感染したのかわからないけど、時期によったら、もしかしたら1年とか2年とかでお別れになる可能性もあるってこと?
でもうちの子になってからだったので、腹を括りました。
もしも最初からブッコさんがダブルキャリアと記載されていたらどうしたかな?と時々考えます。それでも迎えたいと保健所に連絡したかな?
しなかったかもしれないな。ダブルキャリアという事を、必要以上に恐れたかもしれない。
病気の子なんて嫌だ!というだけではなく、果たして私に面倒みられるのか?という不安。それは絶対あったと思うし、軽い気持ちで迎えられない、と躊躇したと思います。

夢を見ているのかな?
あんよをピーンしてお昼寝中。

ダブルキャリアと言っても、ブッコさんは健康そのもの。このまま発症せずに天寿を全うするんじゃないかな、と思っていました。
それでも頭の片隅にはダブルキャリアだということ、もしかしたら発症して近いうちに死んでしまうかもしれないことを置いてありました。その事を考えると、ブッコさんはますます愛おしいものになったのです。
ブッコさんを迎えて、ブッコさんは私の心の支えになりました。
会社で残業続きで疲れている時は「この頑張りがブッコさんになるんだ!」と自分を励ましていました。嫌な事があってムカムカする時には「ブッコ、ブッコ」と名前を口の中で唱えました。するとブッコさんの可愛らしい姿が思い浮かび、知らず知らず口元が緩みました。
そして5年が経ちました。
5年はひとつの目標でした。ダブルキャリアでもせめて5年、と思っていました。
5月にブッコさんは体調を崩し、一時は今日明日死んでもおかしくない、と言われたほどでした。ああ、もしかして5周年は迎えられないのか、と悲観しましたが、持ち直してくれて、今日を迎える事ができました。
年齢的な事もあり、私はブッコさんを最後の猫と思って迎えました。しかしダブルキャリアだとわかり、もしもブッコさんとの時間があまりにも短いものになったら保護猫カフェから誰かを迎えようと考えていました。
でも実際にブッコさんが死んでしまうかもしれない、という事態になって…
ああ、他の猫じゃ駄目だ!ブッコじゃないと駄目なんだ!
そう、強く思いました。
10日前には特発性前庭疾患になり、どうなることかと心配しましたが、なんとか治まったようです。まだ歩いていると突然ゴロンと転げてしまう事がありますが、それは1ヶ月ほど続くらしいので、気長に待ちます。
貧血もやや改善したようです。この間、病院に行ったら、「今度こそ駄目かと思ったけど、また持ち直したね。ブッコちゃん、頑張ってるね!」と先生からお褒めの言葉をいただきました。
今のブッコさんは、食欲があったりなかったり。貧血でしんどいのか、ほとんどお昼寝ばかりで淋しいです。
この頃は、ごはんを残す事もあり、ごはんと一緒にお薬を飲んでくれない事も多々あり、口を開けさせて投薬しています。それが嫌だからなのか、私にあまり甘えてこなくなって、それも淋しいのです。
でもね。
今はお薬を飲まないと駄目なんだよ。
お薬、飲まないとまた調子悪くなっちゃうよ。
そう言いながら、私の方からブッコさんに近づいています。
ブッコさんの本心はわからないけど、撫でさせてくれて、ゴロゴロも言ってくれます。優しいブッコさんです。
少し元気のない日が続いていてちょっと心配もあるこの頃です。また前のように元気になって欲しいけど。
でも今もブッコさんは頑張っているんだよね。だから今のブッコさんも大好きだよ。
可愛い、めんこい、大好き。
この5年、入院中を除いて言わなかった日はたぶんないと思います。

記念日の今日は、ご馳走です。
いつもなら金缶だけど、今日は趣向を変えて金のだしカップ!
美味しそうに食べてくれましたよ!
5周年ありがとう、ブッコさん💕
次は半年後の9歳の誕生日を目指そうね。
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