ルル1913

埼玉県 60代 男性 ブロック ミュート

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「殺処分を依頼して、笑顔で帰る飼い主がいる――」 高齢・病気の犬猫保護団体「フィリックス・アニマ」が支える命の現場
2022年3月25日(金) 450 / 0

保健所の殺処分現場の真実と保護する方の葛藤をリアルに表現しています。

<2022年3月25日 ヤフーニュースより>
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a86a01b7cc4aa1b24c224b9cd03ee059d78f99b?page=1

時間経過で上記リンクが削除された場合は下記を参照してください。
======================================
昨今、日本では保健所での犬猫殺処分への否定的な意見と、
保護犬・猫への関心が高まっており、
殺処分数は減少傾向、保護犬・猫の譲渡数は増加傾向を見せています。
しかし、2020年4月1日~2021年3月31日に殺処分された犬・猫の全国総数は2万3764匹と、
今でも多くの犬と猫が保健所に持ち込まれ、殺処分されています。

保護犬・猫の譲渡についても、まず健康で幼齢の子犬や子猫に人気が集中。
年齢を重ねるにつれ里親に引き取られる率は下がっていきます。
では、病気や老齢の犬・猫たちが飼育放棄され保健所に持ち込まれたら――。
その先には、「もらい手が見つからず殺処分」という厳しい現実が待ちかまえているのです。
そんな、行き場をなくした犬・猫たちの命を守りたいという思いで
活動する団体が長野県にあります。

藤森由加里さんが代表を務める「フィリックス・アニマ」は、
高齢やハンディキャップ・病気を抱える犬猫を中心に保護し、
終生飼養する団体。原則譲渡は行わず、その命が旅立つときまで
世話をしてみとっています。

譲渡を行わないということは、犬・猫たちにかかる費用を
最後まで全て負担するということ。
多くの保護団体が、犬や猫を譲渡した際に受け取る譲渡金を
運営費の一部に充てるのに対し、
フィリックス・アニマはかかる費用全てを寄付金や助成金、
物品援助、ボランティアたちの自己負担でカバーしているのです。

今回編集部は代表の藤森さんに取材。活動のきっかけや、犬・猫たちの暮らし、
団体の運営状況について聞きました。

「殺処分をゼロにしたい」という思いで、保健所に飛び込んだ
――活動を始めたきっかけを教えてください。

藤森さん:動物ボランティアをしていた両親の影響で、「保健所の殺処分をゼロにしたい」と
思うようになりました。
そこでまずは内情を知り課題を見つけて解決しなければと、保健所の現場に飛び込んだんです。

保健所職員として働く間、理由なく殺処分される子をたくさん見ました。
最初の年は、持ち込まれた内4匹しか引き取ることができませんでしたが、
次の年は一生懸命譲渡したり、もらい手がいない子は自分で引き取ったりして、
年間の殺処分が3匹で済んだんです。

引き取った子たちはアパートや実家で飼育していましたが、
それではとてもやっていけないと思い、シェルターの立ち上げを決めました。
最初は1人で活動していましたが、父がもともと動物ボランティアをしていたので、
両親がすごく協力してくれましたね。現在は10人のボランティアで運営しています。

――保健所職員としての日々はいかがでしたか。

藤森さん:殺処分を目の当たりにするのが非常につらく、きつかったです。
どうしても里親が見つからず、私も引き取れず、殺処分された子は心臓が止まるまで
ずっと抱きかかえていました。

飼い主さんが「殺処分してください」と持ち込むのを見るのもつらかったですね。
なかには、殺処分を依頼して笑顔で帰っていく人もいるんですよ。
それを見るのも精神的につらかったです。

――笑顔で……。持ち込む理由はどんなものが多かったんでしょうか。

藤森さん:「飼い主が亡くなった」「自分が病気になって飼えない」「引っ越すから」
「犬猫が病気になって面倒を見れない」などが多かったですね。

理由を勝手にこじつけて連れてくる飼い主さんもいました。愛情不足なだけなのに、
「この猫は狂暴なので処分してください」と。
その子はうちで引き取って愛情をかけたら、全く狂暴じゃないことが分かったんですよ。

「白血病の子も、マヒがある子も、みんな生きる権利がある」
――なぜ、高齢や病気・ハンディキャップを持つ犬猫を中心に保護しようと?

藤森さん:そういった子たちは行き場がないんです。
譲渡しようと一生懸命動いても里親は見つかりません。
保健所では、病気やマヒがあることが分かったらすぐに殺処分が決まってしまいます。
でも私は高齢や病気の子も、ハンディキャップがある子も、
当然生きる権利があると思っています。
そんな子たちが安心して暮らせるようなシェルターにしたいと思ったんです。

――どんな場所からどんな犬・猫を保護していますか?

藤森さん:一番数が多いのが年に1~2ケースある、多頭飼育崩壊現場からの保護です。
ここで一度に20~30匹ほど保護しています。多頭飼育崩壊は、
高齢者が「寂しいから」と複数の猫を飼い、不妊手術への意識が低いので増えてしまい、
飼育崩壊するケースが非常に多いですね。

それ以外は野良猫や、病気やマヒのため殺処分予定になった子を保健所から、
ブリーダーが「もう使えない」と放棄した繁殖用の犬猫を保護することもあります。

現在うちでは犬と猫合計で204匹を飼養していて、その内約200匹が猫ちゃんです。
ほとんどが高齢か、白血病やエイズなどの病気、体にマヒがある猫たちですね。

――204匹! 毎日のお世話は大変ではないでしょうか?

藤森さん:本当に大変です。高齢で、病気やハンディキャップを
抱える子たちが多いので、そのへんにおもらししてしまうことも。
病気や体調を崩した子たちは片道車で1時間ほどかけて
動物病院に連れて行かなければならないので、1日中お世話に追われています。

白血病の猫ちゃんが多く、そういう子は大体4年生きるかどうかなんですよね。
またその他の病気や高齢の猫ちゃんもあわせると、年間50匹程みとっています。
でもとっても長生きしてくれる猫ちゃんもいるんですよ。うちの最高齢は28歳です。
最初の飼い主さんが亡くなって、ボランティアさんが引き取って、その後私が引き取って。
私が3代目の飼い主なんです(笑)。

(※取材後の3月15日、「ムック」さんは28歳で天国へと旅立ちました)

――28歳、すごいですね! フィリックス・アニマでは譲渡は
ほとんど行っていない、と聞きました。
その方針はどこから?

藤森さん:保健所時代に身勝手な飼い主さんをたくさん見てきて、
人間不信になってしまって……。
私が直接知っていて本当に信頼できる人や、お世話になっている
獣医師さんづてで信頼できる人にのみ、
譲渡することもありますが非常にレアケースで、
外部の人には一切譲渡していません。
ほとんど全ての犬猫を、最後のときまでみとれるようお世話しています。

2021年の支出は約820万円。赤字の110万円は自腹で補填
――多くの保護団体は、健康な犬猫を譲渡した際に得られる譲渡金を
運営費の一部に充てています。
譲渡を一切行わないのでは、年間の費用負担も大きくなるのでは……。

藤森さん:2021年の医療費は約490万円、消耗品、光熱費など経費をあわせると
合計で約820万円かかりました。
ありがたいことに全国の方から支援金約350万円を振り込んでいただき、
クラウドファンディングやその他寄付金、助成金も充てましたが、
約110万円の赤字になりました。
赤字は自腹をきって補填しています。
借金ですね(笑)。高額な医療費がかかるFIP(猫伝染性腹膜炎)の子もいるので、
医療費が追い付かない状況です。

――110万円を自腹で……。医療費だけでなく食費もかかりそうですね。

藤森さん:一番大きいのは医療費ですが、毎日のことなのでフードもかかりますね。
うちは元野良猫や、多頭飼育崩壊から保護した猫たちが多いので……。
そういう子たちっておなか一杯食べられてこなかったから、食に執着があるんです。
食べ物で苦労してきた子たちなので、「ひもじい思いをさせたくない」というのがあり……。

1カ月に2.7キロのフードを約100袋消費します。Amazonほしい物リストで多くの方に
フードを支援していただけるのが本当にありがたいです。

――大変な運営のなか、どんなところにやりがいを感じますか。

藤森さん:なんだろう……。心を閉ざしていた子たちが心を開いてくれて、
笑顔ですり寄ってきてくれるときですかね。
その子たちに癒やされているときに「ああよかったな」「自分は間違ってなかったな」と感じます。
あとは、病気だった子が寛解して獣医師さんに「奇跡だね」「よかったね」といわれると
「頑張ってよかった」と思いますね。

奇跡を起こしたエリザベスちゃんと美雨ちゃん
――特に印象に残っている猫ちゃんはいますか?

藤森さん:エリザベスちゃんと美雨ちゃんのコンビです。
エリザベスちゃんは保健所で働いていたときに、生後半年で交通事故にあって
「前足だけで徘徊してる猫がいる」と連絡があった猫ちゃんでした。
捕獲しましたが、骨盤も負傷していて排せつも自分でできず、
保健所に「歩けない子は生きていけないから、殺処分」と言われました。
そこを「そんなことは理由にならない」とうちで引き取ったんです。

そして半年後、保健所に「ノルウェージャンフォレストキャット」の
美雨ちゃんが持ち込まれ、うちで引き取りました。
美雨ちゃんは先住猫に首をかまれたらしく、首の神経をやられて
前足・後ろ足ともにマヒしていました。
飼い主さんは「こういう子はお金もかかるし、面倒みるのが大変なので」と
言ってました。

うちで2匹一緒に暮らすようになったら、エリザベスちゃんが美雨ちゃんの
首のまわりをなめてマッサージしてくれたり、排せつの面倒を
見てくれたりするようになったんです。
そのおかげで、美雨ちゃんは今後ろ足だけで階段をあがるまでに回復しました。
獣医師さんも「本当に奇跡だね」と言ってくれてます。

――血がつながっていなくても、家族のように暮らしているんですね。

藤森さん:毛色によって体臭が違うのでは、という説があるらしくて。
不思議なんですが、うちでも同じ毛色でまとまる傾向がありますね。
茶トラは茶トラでまとまるし、キジトラはキジトラでまとまる。
割とそうやって部屋分けしています。あとは親子でまとめることも多いです。

保健所は殺処分が前提。“安楽死”なんて死はない
――Twitterでも仲良く寄り添っている猫ちゃんたちが印象的でした。
最後に読者や、動物の飼い主に対するメッセージがあれば教えてください。

藤森さん:最後まで動物の所有権を放棄せず、命がおわるまでみとってほしいです。
「かわいいから」で飼い始めて、途中で「引っ越さなきゃいけない」「面倒を見れない」と
色々な理由をつけて所有権放棄をする人が多いんです。

保健所って、譲渡する場ではないんですよ。
「殺処分」が前提であることを、皆さんに忘れないでほしいです。
もちろん保健所も譲渡事業を始めていますが、
「保健所に連れて行けば誰かもらい手を探してくれる」という安易な考えの人が
多いように感じます。
あくまでも「殺処分前提の場所」だということを忘れないでほしいです。

もしも、どうしても自分が飼えなくなったら、責任を持って代わりの
飼い主を探す努力をしてほしいです。
保健所に「猫がほしい」と年配の方が来るケースが多いんですが、
「自分に何かあっても子どもたちが面倒みるから」というんですけど、
いざ何かあったら、子どもは「親の猫だから知らない」「自分にはアレルギーがあるから」と
保健所に持ち込む方も多いです。
その場しのぎで「自分に何かあっても大丈夫」という人が多い。
「自分に万が一あったときに、代わりに飼ってくれる人がいるか」を本気で考えて、
見つからなければ飼わないでほしいです。

心から言いたいのは、「安楽死」なんて死はないということです。
みんな苦しんで死んでいきます。
私はずっと殺処分される姿を見てきたので……。
保健所に連れてきた飼い主さんたちは見ないで帰ってしまいますからね。
そのことを心にとどめてほしいと思います。

(了)

私たちが普段譲渡会などで目にする保護犬・猫たちは、多くが健康で若い個体。
そうじゃないと、里親が見つからない――。
そんな現実が保護犬・猫たちを取り巻いています。
少々乱暴ですが、人間にそのまま置き換えた場合「病気や歳をとっている人、
体を自由に動かせない人は命を奪われていい」となるのでしょうか。

そんなカテゴリーからはみ出してしまった犬猫たちを保護し、
一生をともに暮らしている人がいる。
藤森さんのように、懸命に命を守っている人がいることを忘れてはなりません。
フィリックス・アニマは「Amazonほしい物リスト」を公開中。
医療費に充てる寄付金の支援をTwitter(@felix_anima_)で呼びかけています。

取材協力・画像提供:フィリックス・アニマ(@felix_anima_)さん
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