フーガちゃん裁判を傍聴してきました🐔

2022年4月17日(日) 397 / 4

こんにちは😸

4月15日(金)、茨城県水戸地裁で開かれたフーガちゃん裁判を傍聴してきました。

フーガちゃん裁判、ご存知ない方もいらっしゃると思いますので、簡単にご説明いたします。

茨城県にお住まいで、猫ちゃんの保護活動をされているあきこやまさんが、ネコジルシを通じて同じ県内の方にフーガちゃんを譲渡しました。(2019.11.)
しかし、譲渡後3ヵ月を過ぎたころより、里親からの連絡は途絶え勝ちになり、その後、フーガちゃんに脱走されていたことが明らかになりました。(2021.2.)
里親からの説明、対応は理解しがたい部分が多く、あきこやまさんは裁判の場で真相を明らかにすることを選びました。(2021.6.)

この日行われたのは、原告(あきこやまさん)、被告(里親)に対してそれぞれの弁護士からの質問という形式です。
本人同士が直接言葉をやりとりすることはありませんが、公判を通じてとても緊張するところだと思います。

この日、傍聴席にはわたしを含めて6、7人の姿がありました。
原告側に近い席には、あきこやまさんのお知り合いのボランティアの方々、そしてネコジルシユーザーのころころころっけさん。
被告側に近い席には、ご家族とおぼしき方の姿が。

裁判を傍聴するのは初めてで、前日からちょっと不安でした。
トイレに行きたくなったらとか、聴いてるうちに寝てしまったらとか、話しが難しすぎて全然理解出来ないのでは？とか。🐭

でも、実際に傍聴席に座ってみると、あまり緊張感はありませんでした。目をつぶって聴いていると、ほんとに寝ちゃいそうです。(笑)
(傍聴席の前には低い柵が置いてあります。この低い柵のこちら側と向こう側は全く違うのです)
裁判っていうと、有罪か無罪かを厳密に判定する場のようなイメージ
だったのですが、結構人間くさい(当たり前ですが)やり取りの場だなと感じました。🦉
また、傍聴席被告側近くに一人で座っていた方をみて、どういう判決が出るにせよ、裁判には勝者というのはいないのかも、そんなことも思いました。

争点はたくさんあるのだと思います。なかでも、この日何度も取り上げられたのは猫ちゃんの「完全室内飼い」「脱走時の対処」「譲渡契約書の記載内容」です。

完全室内飼い、双方はこれをどのように認識していたか、また、これは保護主から里親への「お願い」であったのか「約束」であったのか。

里親宅での譲渡契約時、脱走の注意喚起はどのようなものだったか。
脱走後、保護主への連絡が無かったのはなぜか？又、保護主への連絡
は里親の義務であったか。脱走後、保護主、里親はどのような捜索を行ったか。もしフーガちゃんが見つかった場合、飼う意思はあるか。

これらの事柄は譲渡契約書に記載してあるか。(お願いではなく、約束であれば記載されてるべきという考え)

聴いてるとイライラするような弁護士からの質問もあり、傍聴席から手をあげて話したくなることもあります。(笑)　たぶん、そういう戦術
なのでしょうね。証言するあきこやまさん(被告も)は、ほんと大変だと思いました。

予定の2時間はあっという間です。この後、裁判官より原告、被告双方
に話しがあり、再度集まって裁判官から和解の提案と次回の日程が決められて終了となりました。

当事者であるあきこやまさんは、一年近くもこの緊張感に縛られているわけです。裁判費用も大きな負担です。
重荷を降ろし、晴れやかな気持ちになれる日が遠いことではないことを祈ります。🍀

コーヒーごちそうさまでした。

50 ぺったん