郷愁 - みゆと猫'sのママさんの猫日記

こんばんわ❗️
今日は晴れの福井県❗️
暑くて嫌になるんですが、冷房つけてない台所で、猫は何故寝るのか⁉️
あつくないのかなー❓️

さて。
叔父が亡くなってから、はや１ヶ月が過ぎ。
当初は全く実感がありませんでしたが、叔母に書類のサインを頼まれたり、戸籍等取りに行ったりと、バタバタしていたこの１ヶ月で、じわりじわりと実感が沸いてきたようです。

夜中にふと、
もう田舎に行っても、叔父はいないんだなぁ。
とか、
来年の今頃は、家も取り壊されて無くなるんだなぁ。
とか、
一周忌終わったら、もうあの土地に行く事も無くなるんだなぁ。
とか。
同時に、昔からの思い出が、走馬灯のように駆け巡り、どうしようもない哀しさ、切なさが心を襲います。

三回忌以降は、もう家も無くなっているのと、叔母の体調もどうなっているか分からないので、皆で集まる事なく済ませる。という話でした。
まぁ、この御時世だとそうなっちゃいますよね。
親戚の年齢を考えても。

我が家も、父の法事に(父の)姉弟に来てもらったのは、一周忌まで。
三回忌からは私と兄のみ。
家族のみだと、法事の後のお食事とかも気にしなくていいですしね。
父方の祖母なんて、一周忌すら姉弟だけでやったんじゃないかしら？

父方の方とは仲が悪い訳では無いですが、普段からあまり付き合いのある方では無い所に、父が亡くなったら尚更でしたので。
そういえば父の弟は父に良く似ていて(顔が)。
娘が生後３ヶ月頃かな。
お正月に祖母宅に集まってるとの事で、顔見せがてら父と娘と行ったんです。

普段、毎日顔を合わせる我が兄ですら、抱っこされるとグズる娘。
祖母や弟嫁さんが抱っこしたら泣いたのに、父方のその叔父に抱っこされたら嬉しそうにキャっキャと笑って。
父は娘の事を凄く可愛いがってたので、皆で「お祖父ちゃんと間違ってるのかな(笑)」と。
懐かしい笑い話。

娘の面白話はもう１つあって。
娘が年中さんの頃だったか…
その頃には、娘も兄に懐いていたんですけどね。
ある日、会社の飲み会(忘年会だったかな？)に出掛けた兄が、酔っぱらって帰ってきたんです。
真夜中だったのだけど、娘は中々寝なくて目はランラン(笑)

酔っ払った兄は、よっぽど限界だったのか、廊下もドタドタ、階段もバタバタとかけあがり、２階のトイレのドアを勢いよく開け、開けっ放しでオエオエと唸ってました。
その一連の音を聞いた娘は部屋で半泣き。
「お兄ちゃんが帰って来ただけだよ。」
と私が言っても信じず(苦笑)、誰？誰？と不安がる娘。
私が
「だから、お兄ちゃんだって。酔っ払ってトイレで吐いてるんだよ。心配なら確かめておいで。」
と言うと、頷いて部屋から出て、階段を上っていき、吐いてる兄に向かって
「誰だっ！誰だっ！」
って半泣き継続(笑)

兄も吐いてて辛いのに
「大丈夫だよ～お兄ちゃんだよ～」
とトイレに突っ伏したまま返事。
その返事を聞いて娘は階段を下りてきて、
「お兄ちゃんやったわ」
とホッとした顔で笑顔を見せ、私に報告。
だから言ったやん…(苦笑)
今でも話題に上がる、笑い話です(笑)

そんな、おバカワイイ娘が産まれた時、退院して割りとすぐ、娘をクーハンに入れて叔父宅へ。
母が亡くなってから行く事も減り、私が家を出てからは連絡も取り合わず…でしたが、母方の祖母にとっては初曾孫。
当時は祖母も健在でしたし、多分父が連絡は入れてくれてたのかな。
夜ご飯の後くらいに、父と娘と３人で。

叔父は仕事で不在だったけれど、祖母の顔を見るのも久しぶりで、とても喜んでくれて。
抱っこもしてもらい、可愛い可愛いと顔をほころばす祖母を見て、夢が１つ叶いました。
＊祖母にとっての初曾孫、私が見せてあげたかったんです(笑)

それから、娘が一歳になる頃から、お盆と正月に叔父宅に泊まりに行くようになりましたが、毎回叔母が連絡をくれるんですよね。
で、行って叔父がいる居間に顔を出すと、
「お～、よう来てくれたなぁ☺️」
と言ってくれる。
泊まりに行った時は、叔母が娘の相手や世話をしてくれて、その姿を見て『お母さんが生きてたら、こんな風に娘の相手してくれたんやろなぁ』と切なくなったり。

私が子供の頃から、叔父宅では叔父の方針で、『好きに過ごせ』と言われます。
叔父が特に構う事は無いけれど、外に遊びに行くなら行けばいいし、夜更かしもすればいい。
朝も別に早く起きなくてもいい。
だからといって、放っておかれてる訳じゃない。
凄く居心地がいいんですよね。
それは娘にも一緒で。
幼児は早く寝かしなさい。とか言われた事もなく。

夜ご飯は皆揃ってだけど、朝と昼は好きな時に。
居間に顔を出すと、私が子供の時は母と叔母が。娘を連れて行ってた頃は祖母と叔母が。
何やかやと出して来たり、作ってくれたりして。
今更ながらな衝撃の事実を聞いた事も。

私が作る玉子焼きは、砂糖を使う甘い玉子焼き。
それは母が作ってくれていて、教えてもらった玉子焼きの味です。
娘が小さな頃に泊まった時も、叔母が玉子焼きを作ってくれたのですが、その玉子焼きも甘い玉子焼きで、懐かしい母の味…
しみじみと
「あぁ、お袋の味な玉子焼きは、やっぱりお母さんの実家からの味なんだねぇ。」
と叔母に言ったのですが…
「ん？母ちゃん(祖母の事)が作る玉子焼きは、醤油味だよ？」
と叔母。
…え？
「私が作る甘い玉子焼きは、○○さん(叔母の旦那さん)の実家の味だから、姉ちゃん(私の母)が作るのも甘いんなら、旦那さんの実家がそうなんじゃない？」
と続ける叔母。
…えぇぇぇえ( ノД`)…
いや、まぁ、どっちの実家の味でも、私にとっての『お袋の味』には変わりは無いんだけども。
何か…何だろう？
田舎に来れば、懐かしい母の味が食べれる、思い出せると思ってたから、ちとショック(苦笑)

遅めの？反抗期中に母を亡くし、料理等習わないままだったので、母の味を再現するのも難しい中で、叔父の家で食べる料理が唯一『お袋の味』を思い出せる時間。
泊まりに行けてた時に、叔母に煮物とか教わっておけば良かったなと思うんだけど、私が行った頃には既に出来上がってるんだもんね(笑)
煮しめとかきんぴらごぼうとか、ぜんまいのたいたの。
煮物系は叔母が作ったあと、祖母に「味見てね～」とか言って、祖母が味見のあとに「○○が少し足らん」とか叔母に言ってたので、多分間違いなくお袋の味。

台所でそんなやり取りをしてる祖母と叔母の姿。
台所の床に新聞紙を広げて、母と叔母が準備したコロッケのタネに、従姉弟達と衣付けを手伝った事。
娘が幼稚園年長さん？の時、同じように床に新聞紙を広げて、叔母と一緒にフライにする食材に衣付けをしてた姿。

自分達が小学生の頃、夏休みに汗だくになりながら、兄や従姉弟達と走り回ったお寺までの道を、小さな娘の手を引きながら歩いた事。
冬休みは、雪が積もる事が珍しかった愛知在住の従姉弟達と、畑に積もった雪で雪だるまを作ったり、雪を積み上げて滑り台を作ってソリで遊んだり。
大人になった従弟が今度は、娘と一緒に雪遊びをしてくれたり。

従姉に子供が産まれ、お盆に家族で叔父宅に泊まりに来るようになってからは、小学生低学年の娘と、２歳？３歳？くらいの従姉の長女ちゃんと、畑で採れたスイカでスイカ割り。
部落で行う盆踊り大会は、ジュースやお酒は飲み放題、青年会の人達が焼きそば、フランクフルトを焼いてくれ、中盤頃には流し素麺もしてくれて、食べ放題。

叔父は先に行ってて皆とお酒を飲み、既に出来上がってたけれど(笑)
祖母や叔母、従姉家族と皆で行って、食べたり飲んだり、子供達用にヨーヨー釣りなんかもあって楽しんで。

娘ももうすぐ二十歳になるから、田舎に行ってもそうして遊ぶ事は無くなってたけれど、それでもコロナが拡がる前までは、田舎に行く事を嫌がらず、BBQを楽しんだりしていて。

夏に集まった時は、BBQの前に涼しい部屋で、娘のお下がり服のお披露目大会(笑)
娘は毎年服の好みが変わるので、買ってもそんなに着ないうちにお下がりで持ってく事になるんですよね(苦笑)
当時は平日は学校から帰ってから、友達と遊ぶ事も無いし、長期休暇もほとんど引きこもりで、部屋着生活だったし(笑)

従姉弟達の子供は、姉の方は３人で女女男。
弟の方は２人で女女。
１番上になるのが姉の方の長女で、娘と４～５歳離れてるからか、娘の好みがちょうどドンピシャで、喜んで着てくれていて。

そういった事も、今後出来なくなるんだなぁと思うと、ほんと寂しい。

親の実家という場所だけれど、やっぱり里帰りの場所なんですよね。
子供の時は、親の里帰りについてく形だったけど、親がいなくなっても、自分が大人になっても、心の拠り所でした。
子供の頃の思い出も含めて、叔父や叔母や従姉弟達と会える場所。

でもそれゆえに、叔父や叔母の存在があってこその『実家』だから、自分が継いでも全く違う物だから、失くなってしまう事も考えてはいたし、諦めなきゃいけないんですよね。
分かってはいるんだけど…

多分、親が亡くなってしまっているから、思い出のある場所が失くなる事が嫌なのかも知れない。
本来の実家である今の住みかも、ほんとは兄が継ぐと言ってたのを、何度も話し合って「両親の思い出が残る場所に住んでいたい」と譲ってもらったんです。
兄も極端でね～
損害賠償で入る２千万か実家かって言うんだもの。
今じゃ、お金の方選んで家建てれば良かったって思いますけど(苦笑)
猫の事抜きにしても、ちょうどメンテナンスが必要になってくる時期(は、かなり過ぎてる気もするけどね)で、溜め息ばかりですが(笑)

まぁ…新しい土地に行くのは、ご近所さんが分からなくて嫌っていうのもあったので。
買っちゃったら、ご近所さんがどんなでも引っ越し出来ないですしね。
小さな頃から住んでる今の土地が、気心知れてて楽なのもあったから。
町内にあった売り地は200坪とかでデカ過ぎたし(笑)
あまりに売れなくて、結局は管理してた不動産会社が、アパート建ててます(苦笑)

と、長々と書いてきたけど、郷愁と言うよりは喪失感かも知れない。

今日、叔母がまた書類を取りに来たのですが、帰って行く後ろ姿、去って行く車を窓から見てたら、心臓がきゅうっとなって辛かったです。

というか、口座が何個かと保険、それに住んでた場所の土地と家屋(→叔父宅だけでも、土地、家、納屋で別登記らしい。)、祖母がお店をやってた場所の土地に加え、田んぼと畑と更に山まであったらしくて、それぞれで書類に署名捺印が必要で、何枚も書いたんだけど、その度に実家と私の家を何度も行ったり来たりする叔母が、とても大変そうなのですが…

家の中の片付けもしつつですからね…
まぁ…兄がまだ一緒に住んでて良かったよ。
我が家も何十年先か分かりませんが、叔母と同じ苦労をするのかな。
兄が独身のままならば。

はぁ…切ない。

晴れてた１日でも、夕方になると風が強くなって雨雲が流れてきます。
けど、そのまま流されていって降らないから、夜になっても蒸し暑いまま。
夜は風も無くなるし、じっとしてても汗が出て。
お母にゃんの散歩が辛いんじゃあーーー(笑)

お母にゃんも、暑い中散歩に誘ってくるんだけど、さすがに町内一周は疲れるのか、半分過ぎた辺りで人様の駐車場でリラックス寝転び…触れる子なら抱き上げて連れて帰るのだが。
無理なので説得するしかない。
端から見たら、夜中に１人で喋るおばちゃん(笑)

さて。
読み返したら超長ーーーーーーー‼️
色気も無い(笑)ﾀﾞﾒﾀﾞｺﾘｬ…

最後までお読み頂いた皆様…

おっ疲れ様ーーー‼️でした‼️

我が家の掃除機はいつ来るんだろう…
それではまた👋