あれよあれよと増えたり減ったり、
けれども、昨今の株価のごとく上昇傾向。
んで、今は8にんもいる。
5号のタロオ君は、
うちが5年前に今の在所に引っ越してきたとき、
周辺をウロウロしていた若猫だった。

うちに猫がいるので、興味を持って近づいてきたのだろう。
当初は、1週間に1度程度見かけるものだったものが、
どんどん頻度が増えてきた。
そこでご飯をあげてみたら、少しづつ距離が縮まって、今に至る。
最初はTNRするつもりだったので、
耳カットしてしまったのだ。
ただ、タロオ君は図々しくも我が家に居座り続けたため、
レギュラーメンバーに加わることとなった。
我が家は田舎の、更に山の中腹にあって、
車の往来など日に数える程度。
外から来た子なこともあり、我が家を(割合)自由に出入りさせている。
そうして、
家の敷地内から、半径100m圏内を気ままにウロウロしている。
彼の行動でちょっと珍しいのは、
犬の散歩に一緒についてくることだろう。
(妻が犬の散歩をしているとき限定)
犬のようにシャカリキに歩くわけではないが、
立ち止まっては走り、立ち止まっては走りで、
そのコースをトレースして家に戻ってくる。
おおむかし、大槻ケンヂ氏も書いていたが、
猫との散歩とは、理想的な生活の一つの絵姿ではある。
それを叶えてくれるのが、タロオ君だ。
そんなタロオ君は、私の隣で眠る。
私の枕を、自分の枕にして器用に眠る。
私はよく喉元を蹴り飛ばされるし、彼がときどきうなされるので、
夜中に目覚めてしまう。
彼の丸まった姿を見て、何とも幸せな気持ちになれる。

引越しに際しては、本当にここでいいかなども迷いもあった。
それでも、彼と出会えたことで、そうした迷いは消え失せた。
私の迷いと、彼の図々しさが、今の私たちを演出してる。
去勢手術したときに、
彼が猫エイズであることが発覚した。
それから5年、いまだ発症の気配はない。
たまに喉元を触って、腫れてないかの確認をしてる。
正直、太ってよく分からなくなってるんだけどね(笑)
今、このままが、ずっと続けばいいなって、
私は毎日思ってる。



















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