迷子の子猫ちゃん(2)
火曜
夫君との間では、特に侵入猫の取り扱いをどうしたら良いのかは未だ決まってはいなかった。
でも、何故か…
夫君が、「名前どうする?」と聞いてきた。
あれ、名前?
彼の中では、もうそう言う方向で決まっているのか。
そうそう、結局は連絡先を交換した近所の奥様からは、昨夜(月曜の夜)電話が来なかった。
その時点で、もう夫君の中では覚悟が出来ていたのか。
それにしても、名前か?
「どうしようね。」と、私は答えた。
でも、まあ、そうだよね。
先ずは名前が無いとね。
二人でいくつかの案を出しながら、名前を決めた。
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置き去り猫
そして、その後例の近所の奥様から電話が来た。
夫君が出てから、私が代わって説明を聞いた。
要約すると、侵入猫は、その奥様達の近所にご飯を貰いに来ていた猫。
以前の飼い主は、年配のご夫婦だった。
それが、事情があり数ヶ月前に引っ越されたのだが、その時飼い猫はどうやら置き去りにされたらしい。(詳しい事情はわからない。)
その後、置き去り猫はご近所の方の家々を訪ねて、ご近所さんもご飯をあげていたのだそうである。
でも、誰かがその置き去りの猫を保護した訳でも、誰かが飼い主になろうとした訳では無かった。
因みに、その方達の家のある辺りから我が家は、距離的に離れている。
だから、今まで我が家には置き去り猫は現れ無かったのだろう。
今回の事で、電話の主とその近所の奥様達の間ではこの件について、昨夜か火曜の朝に会話が進んでいた様である。
彼女からは、『私達で調べたら、動物シェルターに預けるのはどうかなって。』と提案がされた。
私は、『シェルターに預けるというのは…。貰われる子は良いけど。そうでない場合はね…可哀想な事になるからね…。』と返す。
彼女は、『でも、お宅には既に猫ちゃん二匹いらっしゃるそうですよね。だから、ご負担になるのでは無いかと思いまして…』と続けた。
私は彼女の言葉の後を受けて、『そうなのですが…、でも、シェルター行きと言う事であれば…、それならば我が家で引き取ります。これで、迷い猫では無くて他に飼い主がいない事が確認出来ましたからね。』
彼女は、『そう?本当に良いのですか?そうですか。それじゃお願いしますね。』と彼女の猫でもないのに何故か申し訳なさそうだった。
私はその後、前日内の夫君に付き合ってご近所周りをして頂いた事に深く礼を述べた。
思えば、近所と言えども、今まで面識も無く話した事もないのに、とてもご親切な方だ。
(続く)
そう、日曜日には全然考えてもなかった、こう言う展開になりました。



















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