鞠緒さん

鞠緒

兵庫県 30代 女性 ブロック ミュート

猫飼い歴=年齢。 一度はその栄光の歴史が途絶えてしまうも、僅か4日で復興。 現在は1号(♂)と2号(♀)と3号(♂)と4号(♂)の4匹が在籍中。

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304日目「最近では見ない表現。」
2026年10月13日(火) 21 / 0

私と母の食事時には、猫達はサークルの中で待機するのが常である。
歴代の愛猫達と違って落ち着きがない復興組の四匹が皿が置かれたテーブルの上に跳び乗る等を仕出かして、怪我をしないように隔離をする必要があるからだ。

「はい、ハウスの時間だよー。」

パンパンッと手を叩くと、1号以外の三匹がワシャワシャと逃げていく。
2号と3号と4号は一応バラバラの方角に向かっているのだが、そんなに広くない我が家だと行き着く先がほぼ同じになるのが面白い。

「1号?ハウスは?」

ぼんやりとした表情で座り込んでいる1号と目を合わせながら、ハウスの扉をガチャガチャと揺する。
ヒョイッと軽やかな動きで段ボールから飛び出した1号は、ドタバタと猫らしからぬ足音を立ててつつハウスに入っていった。

「…さて、残りは何処だ?」

ワタワタと歩き回っていた2号を回収し、のんびりとドライフードを摘んでいる1号の後ろに置く。
ピョピョイとかぎ尻尾を上下に振った2号は、不機嫌そうに毛繕いを始めた。

「んにーい、んにーい!」

スチールラックの下に潜り込もうと奮闘する3号が、何故か先に進めずに文句を言っていた。
頭を下げて勢いよく滑り込もうとするが、不思議な事に上半身が入り切る前にズサッと飛び出してくるのだ。

「…あぁ、4号も居たのね。」

反対側から覗き込むと、真ん丸な4号のヘーゼル色の瞳と目が合った。
さらに、4号の大柄な身体の後方では3号の白色の毛がヒョコヒョコしているのが見える。

「にーに、退いてね!僕が入れないでしょう!」

「チビちゃん、ココは早い者勝ちだよ!それに、年功序列も忘れないでね!」

3号は諦めずにグイグイと4号のお尻の隙間に顔を押し込んでいるが、私に見付かるかもしれないという緊張感で固まっている4号を押し退けるには筋力差も体勢も悪かったようだ。
巣穴に急いで逃げ込もうとする小動物達が一斉に飛び込んだ結果、遅れた一匹が入れずに後ろに転がっていくアニメのシーンを彷彿とさせる可愛らしさである。

「はい、回収ー。」

先に立ち往生していた3号を捕獲し、サークルに入れる。
その後、安心し切っていた4号の前足を掴んで引っ張り出した。

「…何で、皆は自分で入らんのやろな?」

首を傾げる1号の周りで、抗議の声を上げる2号と3号と4号。
毎日、欠かす事なく行われている恒例行事なのだが、察しの良い最年長以外の三匹は毎回新鮮な反応を見せてくれる。
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猫一途 5時間前

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