
初日、ナイルが威嚇。でもすぐ止んだので、金網越しにご対面。
するとナイルが警戒して耳が後ろにペタン。
さし伸ばされるライアの脚を猫パンチ!して駆け去っていくナイル。
でも好奇心が勝つのか、数時間後には金網越しにライアと『鼻キス』。
同室にしてみても、少し警戒はしているが拒否反応は出ていない。
「心配してたけど、楽勝じゃん~!」
と喜んでいたのはここまでだった。
ナイルをブラッシングした後、ライアもブラッシング・・・したのがまずかったらしい。
途端に機嫌を損ねたナイル。
ナイルがライアに猫猫パンチ~!して駆け去っていく。耳は後方にペタン。
二人を引き離し、ライアを隔離部屋入れ、その日は終了。
次の日、同室にした途端、
ナイルがライアの首筋に噛みついて、猫猫キックをくらわせている。ナイルの口には、ライアから毟り取った毛が・・・。
慌てて引き離し、この日は終了。
3日目。
同室にするなり、ナイルのキックが炸裂。
初めは無邪気にナイルにじゃれ付いていたライア。
何度も蹴られ、叩かれているうちに、威嚇のポーズで
「フーシャー。」
と声を出し、耳もペタンと下げている。
それを見ると、ナイルも首筋に噛みつき抑え込み、猫猫キック、キック、キック!!
ライアが「フニャ~」と鳴いても、首筋に噛みつきキック、キック、キック!!!
「ナイルって、こんなに嫉妬深かったんだ・・。多頭飼いを始めた私が馬鹿だったかも・・・」
「でも、まだ3日目じゃない。まだまだ、これからだよ~。」
と自分を励ましていると、4日目にナイルが嘔吐した。胃液までボトボト吐いている。
「吐くほど嫌なのか・・・。それほどストレスが溜まっていたのか・・・」
ナイルに申し訳なく、涙が出そうになる。
動物病院へ行き、栄養剤や水分、胃の粘膜保護の注射を打ってもらった。
「いや、ストレスとは限らない。先生の口ぶりではストレスの線は薄そうだった。でも先生の心配通り、糸を飲みこんだとすると、これはこれで大事だけど・・・。」
片頭痛している頭でいろいろ考えながら、病院から連れ帰ったナイルをホケラ~と見ていた。
金網の向こうから、ライアが遊んでいたキラキラボールが転がってきた。ライアが金網の隙間から脚を差し入れて取ろうとしているが、届かない。
「投げ返してやらないとな・・」
私より先に、ナイルが動いた。ボールを口で咥えると金網の下に落とし、脚でボールを差し入れてやっている。
「・・・・ナイルちゃん、ありがとう」
ナイルを抱きしめて撫でていると、嬉し涙が込み上げてきた。
と同時に、
「おい、ナイル。お前、糸を飲んだのかい・・・。開腹手術しなくちゃならんのか!!!」
と違う心配が湧いて出る。
結局、その後ナイルは2度嘔吐したが、胃腸薬で症状が治まった。どうやらただの食べすぎだったらしい。
まだ、『猫団子』には至らないが、それなりに楽しそうな今日この頃。
ライアを見守るナイル





















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