動物愛護法を勉強したら・・・

2014年11月9日(日) 478 / 0

しっかり頭に入れとかないと！！と環境省のHPで勉強しました。
皆さんは、ご存知かも知れませんね（*＾▽＾*）

環境省のパンフレットから抜粋しました。
ゆっくり読まれたい方はパンフレットへ

★★★動物の愛護及び管理に関する法律が改正されました★★★
　　　　　　　　　＜動物取扱業者編＞

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2508a/full.pdf

近年動物は飼い主の生活に潤いと喜びを与えてくれる存在となっています。
一方で、動物に対する虐待行為や動物取扱業者や飼い主による不適切な取扱により
動物が苦しんだりする問題や鳴き声や臭いなどによって周辺に迷惑をかけてしまう問題が依然として数多く生じています。
このような状況を受け、平成２４年９月に動物の愛護及び管理に関する法律の一部を改正する法律が公布され、平成２５年９月１日より施行されます。
改正動物愛護管理法は、終生飼育の徹底と、動物取扱業者による適切な取扱の更なる推進等を目的としており、動物取扱業者に係る規制も強化されました。

一般の人々が、動物とのきっかけをもつ入り口としての役割も担っている動物取扱業者の皆さんに置かれましては、この改正動物愛護管理法を尊守し、人と動物の共生する社会の実現にご協力いただけますようお願い申し挙げます。

●終生飼育の徹底●

動物の所有者の責務として、動物がその命を終えるまで適切に飼育することが明記されました。

動物取扱業者の責務に、販売が困難になった動物の終生飼育を確保することが明記されました。

都道府県は、終生飼育に反する理由による引取り（動物取扱業者からの引取り、繰り返しての引取り、老齢や病気を理由とした取り引き等）を拒否できるようになりました。

●動物取扱業者による適切な取扱の推進●

これまでの「動物取扱業」は「第一種動物取扱業」という名称に変更されました。
飼育施設を有し、一定数以上の動物を非営利で取り扱う場合（譲渡・展示等）には、第二種動物取扱業として届出が義務付けられました。

●第一種動物取扱業者の義務●
「感染性の疾患の予防」
飼育する動物間あるいは、その他の動物に感染性の疾患がまん延しないよう、日常的な健康状態の確認、獣医師による診察、ワクチン等の接種を求めるものです。

「動物を取り扱うことが困難になった場合の譲渡等」
廃業する場合等において、動物の行き先が困らないよう、あらかじめ譲渡先等について見当することが必要です。

●第二種動物取扱業の届出●
改正動物愛護法により、新たに「第二種動物取扱業」が設けられました。これは、営利性を有しない、動物の一定規模の取扱についても、不適正飼育が見られることから、都道府県はその状況について把握し、指導を行うことが必要として、設けられたものです。
非営利の活動であっても、飼育施設を有し、一定頭数以上の動物取扱い（譲渡・展示・訓練等）をする者は。あらかじめ。飼育施設の所属する都道府県への届出が必要となります。

※動物愛護団体の動物シェルター、公園等での非営利の展示などが対象になります。
「一定頭数以上」とは犬猫うさぎ等の中型の哺乳類は１０頭以上。

第二動物取扱業者は、飼育する動物の適切な飼育を確保するために、飼養施設に必要な設備を設けると共に。逸走の防止、清潔な飼養環境の確保、騒音等の防止等が義務つけられ、不適切な場合は、都道府県からの勧告・命令の対象になります。

★★★動物の愛護及び管理に関する法律のあらまし★★★
　　　　　　　　平成２４年改正版
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/1903/pdf/full.pdf

「虐待の禁止＝動物を不必要に苦しめる行為」
ネグレクト＝やらなければならない行為をやらない

ネグレクトの例
世話をしないで放置する。
健康管理をしないで放置する。
病気を放置する。
健康や安全が保てない場所に拘束して衰弱させる。
排せつ物の堆積した場所や、他の動物の死体が放置された場所で飼養する。

第一種動物取扱業者の義務
① 守るべき基準の尊守
１　飼育施設等の構造や規模等に関する事項
　　　○個々の動物に適切な広さや空間の確保
　　　○給水・給餌器具や遊具など必要な設備の配備

２　飼養施設等の維持管理等に関する事項
　　　○一日一回以上の清掃の実施
　　　○動物の逸走防止
３・・・
４・・・

☆ネグレクトなどの虐待を行った者、１００万円以下の罰金。

☆無届で第二種動物取扱業を行った場合は３０万円以下の罰金などに処せられます。

精神障害なら専門家に診察診断してもらわないと、罪を償わなければならないってことですね。

１０頭以上の猫を飼育する場合、動物愛護団体＝第二種動物取扱業の方は
あらかじめ・・・ってことは飼育する前に届出を出さないと罪になるってことですね。

勉強になりました。
罪のない動物を守る法律ですが、当たり前のことがやっと法になったって感じでしょうか。
悲惨な環境の猫たちの写真を見て、一刻も早く、猫達を救いたい！！
と感じた心の言葉を
法の言葉で整理できたように思います。

多頭崩壊を救済する場合、法に照らして活動すると
誰でもできる訳じゃないってことですね。

この法律がもっともっと動物のために改正を重ねられて
飼養環境が良くなるように願います。