8時9分。
あのとき、私はピリカの隣にいて、
ほとんど動かなくなっていた彼が、
急に激しく嗚咽しだしたため、
嫁を呼び、
私たちの手の中で、彼は旅だっていきました。
大好きだった親父が亡くなって以来です。
あんな風に泣いたのは。
あれから1年が経ちました。
歳をとると、月日はたちまちに早く感じられますが。
彼と会えない一日一日は、
何とも長く感じられます。

↑結成メンバーのMonoTones(灰がピリカ)
昨今は、子猫のシーズン。
ジョギングをしていても、
どこかでピリカ(みたいな子)と出会わないかな?なんて、
妙な期待をしながら、
視線を彷徨わせてしまいます。
自由、無表情、正直さ、忍耐強さ、
何よりも、私との気持ちの近さ。
この宇宙で一番、彼の魅力を知っていた私は、
この宇宙で一番、寂しい気持ちでいます。
もう一年経った、
なんてことは思えなくて、
やっと一年ですね。
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