これは、大の猫嫌いだった中年オヤジのゲンさんがひょんな事から二匹の猫を世話することになり、しだいに猫好きへと変貌していく様を書いた実話だよ。

さて、毎日をこうして平和に過ごしていたある日の夜中。
車庫で猫同士が争う声が。
そう、謎の野良猫と近所を縄張りにしている白黒ツートンカラーの猫が言い争っていたんだね。
「お前誰だ。見たことねえ奴だな。ここは俺の縄張りだ出て行きやがれ。」なんて言ってるみたいにさ。
今までだったら水でも掛けて二匹とも追い出していたゲンさんだけど一匹は謎の野良猫。だから水掛けるわけにもいかず、慌てて出て行ったら知らない白黒の野良猫の方から逃げていったみたいだ。ゲンさんは謎の野良猫がどうしてるか心配になって車庫の電気を点けてみたんだ。すると柱の陰で小さくなって固まって居たんだよ。
ゲンさんが大丈夫かって声掛けると少し怯えているみたいだったね。ゲンさんも呆れていたよ。まあこんなんでよく野良猫が勤まったもんだって。
でもね、こんな猫だから少しずつではあるけれどゲンさんも愛おしさを感じ始めたみたいなんだ。
そして、猫を自宅に連れてきて一週間程が過ぎた頃、謎の野良猫にまた災難が起きるだ、それはまた次回。
お楽しみに。
※僕たちの近況

昨日はバレンタインデーということでゲンさんも義理チョコを貰ってきてたよ。ゲンさんにとっては義理でもなんでもいいんですよ。家に持って帰ってみんなで食べてたよ。
どうせお返し買ってくるのはおかみさんだしね。
byホワイト



















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